クラブが変わればコースマネジメントも変わる!数字で見る弾道の違い
クラブを加速させるコックを使うのが苦手なゴルファーは多いが、シャフトのしなりを使えば飛距離アップできる
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トラヴィルのほうが打ち出し角+2.6度、落下角+3.1度「ビタッ!」と止まる弾道になった!
今野と浜田さんが使用中のアイアンとトラヴィルを装着したアイアンを打ち比べ。番手は7I、ヘッドの性能や設計で差が出ないように「似たヘッドタイプ、同ロフトと長さ」で比較してみると、大きな差が出た!
トラヴィルをオススメしたい浜田さんは、すべてのデータが上がり、落下角は3.1度も大きくなった。「落下角のプロの理想値は45度以上。通常営業のゴルフ場のグリーンなら40度以上でボールは十分止まります。浜田さんはトーナメントの硬いグリーンでも止まる球になりましたね」(三好)
今野も同じく落下角が3.1度アップ。弾道の最高到達点も3.7ヤード高くなったが、驚くべきはキャリーの伸び。「キャリーが10ヤードも伸びましたが、ランを計算するとスチールシャフトが7. 9ヤードに対して、トラヴィルは4.9ヤード。ランが3ヤードも抑えられたのは驚愕に値します」(今野)
スコアアップに効果大!乗る確率が高まるマネジメントができる
「止まる球が打てると、マネジメントの幅も広がります」と今野。グリーンに乗る確率が飛躍的に上がるのが、同じ距離であってもピン位置によって番手を替えて打つ狙い方。
たとえば、ピンが手前のときはグリーンの奥側を広く使えるので、1番手上げて奥を狙う。止まる球が打てればグリーンからこぼれずナイスオンに。スコアを崩してしまう危険度が下がるのだ。この確実にパーが獲れてバーディチャンスも作り出せる〝賢く積極的な狙い方〟の成功率を『トラヴィル』なら高めてくれる!
手前ピン・奥が広い
止まる球が打てるから「ピンをデッドに狙って奥まで打たない」というマネジメントをとりたくなるピン位置ですが、薄い当たりでカラーの手前にキャリーするとグリーンに乗らないショートのミスが出やすい状況でもある。ここは『トラヴィル』の止まる性能を活かし、1番手上げて奥の広いエリアに乗せて2パットで攻略すれば、無駄な打数が増えるピンチを回避できます(今野)
奥ピン・手前が広い
ピンまで7Iでちょうど届く距離でしたが、今野さんに「ピン手前でもグリーン上ならOK。1番手下げて打ってください」といわれ、8Iで打ったらピン手前の広いエリアに乗りました。グリーンまで行ってみて気づきましたが、グリーン奥は“寄らず入らず”になりそうな危険なライ。番手を下げつつ「トラヴィルならではのきちんと止まる球が打ててよかった」と思いました(浜田)
テスター①=今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ、千葉県出身。プレーヤーとしてもコーチとしてもゴルフの造詣の深さは業界トップクラス。小誌でもその知識を広める連載を掲載中。キッズゴルフクラブ代表。
テスター②=浜田一樹さん
●42歳。平均スコア95。ドライバーのHSは40m/秒。現在は、フルキャビティのヘッドに軽量スチールシャフトのアイアンを使用しているが、ランが多めの弾道に不満がある。
藤倉コンポジット技術開発部
三好啓介
写真=高橋淳司
協力=日神グループ 平川CC
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