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ボールがしっかりつかまって狙える!ドライバーシャフトをプロがガチ試打!

シャフトの進化は著しく「新時代のモデル」といわれる逸品が誕生している。飛距離や安定性など、弾道だけでなくスイングまでレベルアップする最新シャフトを紹介しよう!

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過去のイメージを一新する当たり負けしない先中調子
FUJIKURA SPEEDER NX BLACK

FUJIKURA SPEEDER NX BLACK スピーダーNXブラック
●モデル(フレックス)/SPD NX BLACK40(R2、R、SR、S)、50(R、SR、S、X)、60(SR、S、X)、70(S、X)●重量/46.5〜76.5g●トルク(50・S)/4.9度●長さ/46インチ●調子/先中調子●価格/4万4000円

新たに加わった安定感と操作性

フジクラの新モデル「SPEEDER NX BLACK」はシリーズ初の先中調子。

ボールはつかまるものの安定感がない、高く上がるが当たり負けする、という従来の先調子系シャフトとは一線を画するコンセプトのシャフトだ。

その秘密は「SPEEDER NX」シリーズに採用されている「VARIABLE TORQUE COREテクノロジー」(VTC)。「SPEEDER NX BLACK」では、先端から中間のねじり剛性を高めることでヘッドの挙動が安定し、インパクト時の揺れを抑制することが可能になっている。

先調子系の飛距離性能の高さやボールの上がりやすさはそのままに、操作性と安定性を向上し、ミスヒットにも強い。これまでの常識を超えた新たなシャフトの登場だ。

試打impression
安定した挙動でしなりが機能する

試打モデル
SPEEDER NX Black-50(S)ドライバー

先端が動きやすい先調子系のシャフトは、左にいきやすい傾向がありますが、このシャフトはボールがしっかりとつかまって、それでいて左にいく気配がありません。先調子は暴れるという先入観を払拭してくれるモデルです。

一方で、インパクト付近ではしっかりとボールを押し込みながら、シャフト先端が機能している感覚があります。押し感があるので、ややスピンレスな重い球になり、当たり負けする感じもないですね。打点のブレにも強くなっています。

硬いグリーンで“止める”新時代のアイアンシャフト 
FUJIKURA TRAVIL

FUJIKURA TRAVIL トラヴィル
●モデル(フレックス)/TRAVIL IRON 85(R、S)、95(R、S)、105(S、X)、115(S、X)●重量/86.5〜120g●トルク(105・S)/2.2度●長さ/39〜35.5インチ●調子/中元調子●価格/1万4300円

ツアーに求められる打ち出し角と落下角度

ツアーの硬くて速いグリーンでもボールを止めることができる落下角度を得ることを目的に、新たに生まれたアイアン用シャフトが「TRAVIL」だ。その名前は「TOUR RATED(ツアーで評価された証明)」と「ABILITY(新たな能力・性能)」を組み合わせ、「勝利(VICTORY)」の「V」をプラスしてつけられたものだ。

全層にゴム素材を採用する特徴的な「ラバーコンポジットテクノロジー」により、シャフトのしなり戻りをコントロール。先端剛性を高めつつ、滑らかなEI(弾性率)分布に設計されている。タイミングが取りやすいのでスチールからも移行しやすく、同じスイングでも高い打ち出し角と大きな落下角度を得ることができる高機能なシャフトだ。

試打impression
スチールからのスムーズな移行も可能

試打モデル
TRAVIL-105(S)アイアン(7Ⅰ)

打ち出し角が高くなるのが印象的。スピン量も増えている感じがして、大きな落下角度でグリーンにソフトランディングしてくれそうです。余計なねじれ感が一切なく、ボールをしっかりとつかまえにいっても、軽いドローになるほど方向性に優れています。

スチールより軽い重量であっても、肉厚や剛性感のためか、やや重く感じます。頼りなさがなく、振り感もスチールシャフトと似たところがあるので、スチールからの移行もスムーズに行なえそうです。タイミングも取りやすいですね。

●商品の問い合わせ/藤倉コンポジット ☎03-3527-8433 www.fujikurashaft.jp

いかがでしたか? シャフト選びの参考にしてください。

解説・試打=市原建彦

●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。06年「アサヒ緑健よみうり」でツアー初優勝。現在はレッスン活動とともに、ミニトーナメント「FJツアー」を主宰。187センチの体格を活かした豪快なショットが持ち味。

構成=コヤマカズヒロ
写真=小林司
協力=船橋カントリー倶楽部

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