西村優菜の相棒“タトゥーキャディ”に突撃!タトゥーに込められた深い意味とは…?
米女子ツアーの来季出場権を獲得した西村優菜。その西村が1 1 月に茨城県で開催される「T O T O ジャパンクラシック」に出場するが、その相棒が気になり突撃!
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西村優菜の相棒“ タトゥーキャディ”茨城に出現!
10月1日に最終日を迎えた「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で3位タイに入り、来季のシード権を確定させた西村優菜。今シーズンは試合出場が確定しない〝準シード〞の状態から奮闘し続け、ついに〝フルシード〞を獲得。そのガンバりに、まずは大きな拍手を送りたい。
そんな西村のシード獲得を今季の全米女子オープンからそばで支えたのは、スコットランド出身のデビッド・テーラーさん(36歳)。キャディ仲間からの紹介で西村のバッグを担ぐことになったそうだが、腕や足に施された迫力あるタトゥーに圧倒されてしまう。
近年は日本でも「タトゥーと刺青は別物」という認識が広がりつつはあるものの、まだまだ市民権を得るまでにはいたってないのが実情だろう。デビッドさんが最初にタトゥーを入れたのは21歳のとき。現在はいくつ入っているか本人もわからないとのことだが、いくつかのタトゥーの意味を教えてくれた。タトゥーだらけでいかつい風貌のデビッドさんだが、物腰は極めてやわらかく、仕事もテキパキとこなす。
11月には西村が出場する「TOTOクラシック」でバッグを担ぐために来日する。JLPGAはキャディでもタトゥーが見えるのはNG。しかし、TOTOは米LPGAツアー競技であるため、この大会では日本でもキャディができる。西村のプレーもさることながら、デビッドさんの働きぶりにも注目して観戦してみては。
見覚えのあるシルエット
右ふくらはぎにあるシルエットは、ゴルファーなら見覚えがあるはず。ガッツポーズするタイガー・ウッズで「尊敬するゴルファーだから」というのが理由
オアシスのノエル兄弟
左ふくらはぎに描かれた人物は、2009年に惜しまれつつ解散した、イギリスの大人気ロックバンド「オアシス」のボーカリスト、リアム・ギャラガー。その下は兄のノエル・ギャラガー。デビッドさんはキャディをはじめる前は、音楽のサウンドテクニシャン(ミキサー)で、多くのライブコンサートなどで働いた経験があり、音楽業界にも明るい
元・音楽関係者らしく
左足の左側面にはクロスワードパズルと「BARROWLAND(バロウランド)」の文字が。「BARROWLAND」とは、デビッドさんの地元スコットランドのグラスゴーにある有名なコンサートホールの名称。そして、クロスワードパズル内の文字は、デビッドさんが過去に働いたことのあるバンド名だそうだ
外国人に多い家族との絆の証
左右の耳のうしろには「A」と「G」の文字があり、これは両親の名前のイニシャル(写真左)。右の二の腕には「指紋」のようなデザインがあるが、これはそのまま指紋(写真右)。デビッドさんの妹さんに「何か私に関するタトゥーを入れてほしい」といわれ「じゃあ指紋にしよう!」と決めて入れた
フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE
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