ノーメッキウェッジのスピン性能が1番発揮される距離は?石井良介プロが解説

「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ! あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!

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スピンが入りやすい性能は打つ距離によって変わる

グリーン近くからの短い距離は、打点とソールの影響が大きい
ウエッジで打つ長めの距離は、ロフト角とヘッドスピードが影響する

短い距離ではソールの効果でスピンがかかる

ウエッジのスピンのかかり方は、打つ距離によって変わります。70から100ヤードくらいまでは、ロフト角とヘッドスピードの速さが重要になる。ロフト角があるとインパクト時に、ボールがフェース面を滑る瞬間があり、それがスピンの源になります。10から30ヤードでは、打点位置による影響が大きい。打点はソールの機能に影響されるので、バンスの形状などが重要になります。

PICKUP GEAR キャロウェイ ジョーズ フォージド

ツアーのフィードバックから生まれた、強烈なスピン性能をもつ本格派の軟鉄鍛造ウエッジ

POINT CHECK 

角の鋭い37Vグルーブと、溝を際立たせるノーメッキ仕上げのフェースが、スピン性能を向上させる

ノーメッキが効果的な40~60ヤードの中間距離

フルショットしない中途半端な距離は、フェース溝への食いつき方がもっとも影響する。ノーメッキの溝は、ボールカバーへの食いつきがよくなるためスピン量が増える

短い距離やフルショットではメッキとの差が出ない

ノーメッキのウエッジの効果がもっとも発揮させれるのは、40から60ヤードのいわゆる中途半端な距離です。塗装されていない状態のノーメッキの溝がボールのカバーに食いつくため、強いバックスピンがかかりやすくなります。短い30 ヤード以内やフルショットで打つ距離では、メッキの有無で大きな差はつきません。中途半端な距離でのスピン性能を重視するなら、ノーメッキのウエッジが有効です。

短い距離で力を発揮するのはソールのグラインド。フェース下目でヒットするとスピンがかかる

ここに注目! インパクト以降ヘッドは低く出す

インパクト後にヘッドをすぐに持ち上げてしまうと、スピンはかかりにくい。ヘッドを低く長く出す意識をもとう。

いかがでしたか? ぜひ、石井さんの解説・レッスンから『クラブに合う振り方』を実践してみてください。

解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!

構成=コヤマカズヒロ 
写真=相田克己

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