女子プロの“球を曲げないアドレス”とは?すぐマネしたい「お手本の構え方」
ドライバーでスライスやヒッカケなどが出ると、スコアが崩れてしまう。今月はそれらのミスを防ぐコツを“曲げない”女子プロのスイングから学び、アマチュアでも実践できる方向性アップのポイントを伝授する。※選手の記録は10月7日現在のもの
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曲げないアドレス。山下とは真逆タイプのドローヒッター
まず、アマチュアのみなさんに参考にしてほしいのがグリップです。女子プロのドローヒッターは、グリップをストロングで握る選手が多いのですが、阿部未悠選手は右手も左手もオールスクエア。グリッププレッシャーも強すぎず、弱すぎずと完璧で、スクエアに握ることでヒッカケのミスが出ないようにしています。このグリップだけでなくアドレスの姿勢(❶)も素晴らしく、左手が左股関節の前にあり、ボールも左足カカト線上という、お手本のような構え方。
このアドレスも安定したティーショットにつながっていると思います。スイングは前出の山下選手とは正反対で、上手にフェースローテーションを使ってドローを打つタイプ。ダウンスイング、インパクト、フォローと腕をローテーションさせていますが、それでもヘッドが体の中心から外れていません。とくに、インパクトからフォロー(❻❼)でもヘッドが両腕と体の中心にあるのは、ヒッカケに悩むアマチュアにぜひマネてほしいポイントです。
いかがでしたか? 横山さんの解説と阿部選手のスイングを参考にしてみてください。
阿部未悠
●あべ・みゆう/2000年生まれ、北海道出身。155cm。今シーズンは、明治安田生命レディスで10位タイ、富士フイルム・スタジオアリスで2位タイ、サントリーレディスで8位タイの成績を残す。フェアウェイキープ率4位。ミネベアミツミ所属。
解説=横山清人
●よこやま・きよと/1980年生まれ、熊本県出身。03年プロ転向後、陳清波に師事。現在は東京都三鷹市の東京ゴルフスタジオ、松屋銀座ゴルフテラス、フォーシーズンズゴルフガーデンなどで多くのアマチュアをレッスンしている。
構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ
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