プロみたいな“カッコ良いスイング”になるには…!? たった1つのポイントが重要?【記事まとめ】
「ワッグルONLINE」で11月上旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
【関連記事】7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説
第3位:超簡単!FWの芯にボールを当てる方法「腕を正しく振るだけ」
FWやUTは「払い打ち」が理想。しかし、それがうまくできないのならじつは「手打ち」でもOKだという。ラクに打つなら〝手打ち〟もアリ。
もともと手打ち気味で練習量も少なく、正しい動きを身につけるのは難しい……という人は、手打ちでも大丈夫。正しい腕の振り方を知ろう!
〝いい手打ち〟なら体が動かなくてもナイスショットできる
FWやUTは、体を主体にしたスイングで、長いインパクトゾーンで払い打つのが理想ではありますが、正しく身につけるのは簡単ではなく、練習も必要です。そもそもFWやUTが苦手という人には習得しにくい動きでもあるので、ハードルが高いと感じる人も多いでしょう。
ならば無理はせず、「手打ち」でもいいので必要最低限の動きを身につけるのもアリ。腕を正しく振るコツを覚えれば、プロのような体の動きができなくても十分なナイスショットを打てます。
ポイントは〝スイングの最下点〟でボールをとらえること。背骨の軸の真下でインパクトしてください。
手先だけの「手打ち」ではうまく打てない
手打ちといっても、手先だけでクラブを振る「悪い手打ち」ではNG。正しい腕の振り方を身につけることが肝心だ
FW・UTが苦手な人は「ゾーン」にこだわると大きなミスのリスクもある
「ゾーン」を意識してうまくいかないと、スエーしたり(右)、あおり打ち(左)などの弊害が出る場合もある
ゆるやかな「U字」のいちばん下で打つ
スイング軌道は左右対称でゆるやかな「U字」が理想。悪い手打ちは「V字」になったり、左右のバランスが崩れやすい
胸と一緒に両腕全体を真っすぐ振る
軌道の最下点でボールをとらえるためには、クラブヘッドが「ヒザからヒザ」の間で動く範囲の腕の動きを整えることがもっとも重要です。
まずはこの範囲で、ヘッドが真っすぐに、シャフト軸での回転を抑えて動く腕の振り方を覚えてください。
ただし、「腕を振る」とはいっても、ヒジから先の手先だけでクラブを振るのではありません。両肩と腕でできる三角形全体を動かすイメージなので、胸や胴体とセットで両腕をしっかり動かす感覚が必要です。下半身も無理に固めず、両足の内側の範囲内で自然に動かしてOKです。
ボールはスタンスの真ん中。背骨を傾けずに立とう
ボール位置はスタンスの真ん中で背骨の真下。ヘッドが真ん中にこないように注意。上体=背骨が左右に傾かない構えを作る
ヒザからヒザでのヘッド軌道は真っすぐでOK
この振り幅では、ヘッドは飛球線上を真っすぐ動く感覚でOK。フェースも開閉させない意識で手首を固めて振ろう
手首をコックして手元を上にヒョイと上げる
基本となるヒザからヒザの動きがわかったら、そこからスイングを拡大してきます。ヘッドがヒザより上に上がる際には手首のコックが必要になります。
このとき重要なのが、手元を持ち上げてクラブを上げようとしないこと。アドレス時の手元の高さを保ったまま、手首の動きでヘッドを持ち上げるのがポイントです。手首の動きだけを取り出してみてみると、アドレスからヘッドが右斜め45度方向に上がる動きです。
これでシャフトが地面と平行かつ飛球線と平行なポジションに収まります。あとはトップに向けて手を上に持ち上げるだけ。体を回そうとしすぎるとスエーしやすいですし、ヘッドを上げようとしすぎるとオーバースイングになりやすいので、手をヒョイと上げる感覚でいいのです。
シャフトが地面と平行になる高さで、飛球線と平行になることが大事。ここがスイングのチェックポイントだ
Point 1 手首の動き ヘッドが斜め45度に上がるようにコッキング
アドレスの位置から手元を動かさず、手首のコッキングだけでヘッドが右斜め上45度に上がるように動かす。この動きと、前ページで説明した腕の動きを連動させよう
バックスイングの際に手元が浮き上がるのが悪い手打ち(×)。シャフトが地面と平行になるまでは、手元の高さを低く保つ意識をもとう(○)
Point 2 腕の動き 「シャフトが平行」の位置から手元を上に持ち上げる
手首のコックが入ってシャフトが地面と平行な位置まで上がったら、あとは手元を上に持ち上げればトップが完成する。体やクラブはあまり意識しすぎず、手を真上に上げる感覚でOK
「ヘッドを振ろう」「体を回そう」はNG
トップの位置から体を回さず右ヒジを伸ばす
体はトップの位置のまま、右ヒジを伸ばしながら腕を右下方向に振り下ろすのが正しい手打ち。体が開かずクラブが正しい軌道に乗りやすい
トップからは右下方向に腕を振る
最下点でボールをとらえるためには、ダウンスイングでもしっかり腕を振ることが大事です。
とくに重要なのが、切り返しから手元が腰の高さに下りてくるまで。「腕を振る」という言葉からは手元を左方向に振っていくイメージがわきやすいですが、むしろ上から下に振る感覚。トップで曲がっている右ヒジを伸ばしながら、右下方向に振り下ろすイメージのほうが近いでしょう。
あとは、動きを止めずにフィニッシュまで振り切っていく。これがU字軌道の最下点でFW・UTをうまく打つ「正しい手打ち」なります。
腕を振り下ろしたあとは、自然な体の回転に合わせて、フィニッシュまで止まらずに振り抜こう(○)。体が止まるとフェースが返って引っかかる(×)
ダウンスイングをリハーサルする素振り
レッスン=鈴木貴之
●すずき・たかゆき/1997年生まれ、千葉県出身。石井忍の主宰する「エースゴルフクラブ」でアマチュアやジュニアなどを指導。父である鈴木亨のキャディを務めることもある。
構成=鈴木康介
写真=圓岡紀夫
協力=ジャパンゴルフスクール
アクセス数第2位の記事はこちら。
第2位:ドローで飛ばすときのバックスイングは…!? 正しいのはどっち?
球筋は、つねに真っすぐがベストではない! 「とくにドライバーは球筋を曲げたり、打球を低く抑えることができるとワンランク上のプレーやスコアメイクができます」と、教えてくれた3選手のドライバーテクニックを習得しよう!
バックスイングでフェースを開くとチーピンが出るので要注意
僕はバックスイングの軌道を重視し、体の回転に合わせてクラブをインサイドに上げます。こうしてインから振り下ろす準備を整えることが大切。フェースを開くと、ダウンスイング以降のフェースの開閉が大きくなりチーピンが出るので、手を使わずにその開閉を抑えることがポイントです。
そして、体の回転でボールをとらえたら、頭を残しながらややアウトサイドに振り抜く。この振り抜くラインを調節すると、ドローの曲がり幅をコントロールできます。
体の回転に合わせてインに上げる
クラブをインに上げれば、インから下ろしやすくなる。手を使わないことがポイント
真っすぐ上げるのはNG
インから振り下ろすにはトップでクラブをループさせる必要があり、ムダな動きが生まれてしまう
振り抜くラインで曲がり幅をコントロール
ややアウトサイドに振り抜くのか、それより外側に振り抜くのかを事前にイメージすることが大事
大岩さんの解説を参考にしてみてください!
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。22年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。今季は悲願のツアー初優勝を目指す。フリー。
構成=鈴木康介、小山俊正
写真=相田克己、田中宏幸
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:プロのような“カッコ良いスイング”になるには…?1つのポイントを気をつける?
「カッコよく振りたい、打ちたい!」。その大きなポイントとなるのは“ヒジ”にあり、ヒジを伸ばせばプロのように美しく、力強く振れる。と、知らない人やわかっていてもできない人へ必読のレッスンをお届けする。
トッププロはみんな「バックスイングでは左ヒジ」「フォローでは右ヒジ」が伸びている!そのメリットは6つもある!
メリット1 ヒジに張りが出ると体が深く捻転する
中島啓太
メリット2 スイングアークが大きくなって飛距離が伸びる
金谷拓実
メリット3 体と手の距離が変わらないから打点が安定する
中島啓太
メリット4 インパクトゾーンが長くなるからミート率が上がる
蟬川泰果
メリット5 頭を左に残せるからクラブの加速力が上がる
金谷拓実
メリット6 なによりも見た目がカッコいい!
ヒジを伸ばす方法バックスイング 手元とヘッドの運動量を上げるのが大前提!
ヒジを伸ばすためには、ヘッドと手元の運動量を上げることが必須。それによって自然と伸びるのが理想です。体だけでなく、ヘッドと手元を積極的に動かす意識をもってください。
運動量の上げ方でオススメなのが「ヒンジ」の動き。始動時に右手首を甲側に折る動きを取り入れよう
「右手首を甲側に折る」からスタート
ヘッドと手元の運動量を上げる動きは始動から入れる。その勢いによって右ヒジが早い段階で曲がるのを防げる。トップまで上げたらその形をキープ。左手をそえると左ヒジが伸びたトップができる
「左手は押す」「右手は引く」イメージ
バックスイング時は「左手は押す」「右手は引く」とイメージしましょう。左手でグリップを外側に向かって押しながらクラブを振り上げると、手元が体から遠ざかり左ヒジが伸びるとともにスイングアークが大きくなります。右手は逆に引きますが、前述したように手首を甲側に折りながら引いてください。
両手とも引く、体に引きつけようとしながらのバックスイングはヒジが曲がってしまう
グリップエンドを飛球線後方に向ける
ヘッドと手元の運動量を上げながらたどり着いたトップは、グリップエンドが飛球線後方を向きます。これもトッププロに共通する形ですね。グリップエンドが下を向く人は、まだ運度量不足! 右手首を甲側に折る始動や、左手でグリップを押しながらクラブを振り上げる意識を強めてください。
左ヒジが伸びない(左)、クラブが寝たトップ(右)は、グリップエンドが地面や体を向いてしまう
レッスン=小井土峡太
●こいど・きょうた/東北福祉大学ゴルフ部出身。現役ドラコン選手でもあり、最長飛距離443ヤードを記録。東京都港区にあるパーソナルゴルフレッスンスタジオ・ローメルベア(☎03-3400-1077)でレッスン活動も行なっている。
写真=相田克己、ゲーリー小林、田中宏幸
協力=パーソナルゴルフレッスンスタジオ・ローメルベア
いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!
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