トッププロに学ぶ!スエ―を抑えてフェアウェイキープ率を上げるコツ

ドライバーでスライスやヒッカケなどが出ると、スコアが崩れてしまう。今月はそれらのミスを防ぐコツを“曲げない”女子プロのスイングから学び、アマチュアでも実践できる方向性アップのポイントを伝授する。※選手の記録は10月7日現在のもの

【関連記事】7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

頭が動かないから絶対にスエーしない

20ー21年シーズンから3シーズン連続でフェアウェイキープ率のトップ10に入っている木村彩子選手のスイングの特徴は、左右方向の体重移動が少なく、1軸で打っていることです。頭の位置を見ると❶のアドレス、❸のトップ、❹のダウンスイング、さらには❺のインパクト、❻のフォローまでほとんど動いていません。頭を動かさずに打てる理由は2つあります。1つは体がやわらかくて上半身の可動域が広いこと。もう1つはコッキングを早めにしていることです。ハーフウェイバック(❷)ではすでにコッキングがはじまっているので、強引に右足へ体重移動をしなくてもトップが作れます。

ダウンスイング以降(❹~❻)も無理にタメを作らず、手首をリリースすることによって自然体のインパクトになっています。このスイングを習得したことで、毎年フェアウェイキープ率で上位に入れるようになったのでしょう。木村選手の打ち方は、スエーに悩んでいるアマチュアに参考にしてほしいスイングです。

いかがでしたか? 横山さんの解説と木村選手のスイングを参考にして、レッスンに取り入れてみてください。

木村彩子
●きむら・あやこ/1995年生まれ、大阪府出身。155cm。今シーズンは、サントリーレディスで4位タイ、ニチレイレディスで5位タイ、住友生命Vitalityレディス 東海クラシックで7位タイ、日本女子オープンで3位タイに入る。フェアウェイキープ率9位。フリー。

解説=横山清人
●よこやま・きよと/1980年生まれ、熊本県出身。03年プロ転向後、陳清波に師事。現在は東京都三鷹市の東京ゴルフスタジオ、松屋銀座ゴルフテラス、フォーシーズンズゴルフガーデンなどで多くのアマチュアをレッスンしている。

構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

【あわせて読みたい】

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

「天使か」西村優菜、“かわいすぎる”ウェア姿を披露!ファンから称賛の声集まる

ミスしても寄る!入る!“AI設計”の最新パターを鹿又芳典が解説

関連記事一覧