フェースのどこに当たれば1番飛ぶの…!? プロゴルファーが試打検証してみた!
飛距離アップは「まずは速く振ることを覚える。うまく当てる、曲げないのはそのあと」と多くのコーチがいう。その具体的なやり方をレッスンしてもらおうとしたとき、「そういえば、最近の若手プロはみんな飛ぶけど、彼らもそうしていたのか」と思い聞いてみた。その答えは『イエス!』。しかも「エッ?そうなの!?」と聞き返したくなる新理論や新常識を教えてくれた!
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ミート率は真芯ヒットでも必ず上がるとはかぎらない
ミート率の計算方法は[ボール初速÷ヘッドスピード]。そのため、ミート率アップは芯からズレない、芯に当てれば必ずしも上がるものではありません。近ごろのドライバーヘッドは芯が広く、左右だけでなく上下の打点ズレにも強い。たとえば、トゥ寄りの打点はドローになって飛ぶ。上めの打点も高打ち出し・低スピンになるので飛ぶ。左の測定結果でも、真芯と大きな差が出ませんでした。
では、飛ばすためのミートで大事なことは何か?
それを解説・レッスンしていきます。
トゥ寄り306ヤード・・・ドロー系の球筋になって飛ぶ
弾道がドローになり、キャリーは減ったがトータルの飛距離は飛んでいた
センター上307ヤード・・・バックスピン量が減って飛ぶ
高打ち出し・低スピンになって、飛距離減はわずか3ヤード
ヒール上304ヤード・・・大慣性モーメントの効果で飛ぶ
大慣性モーメントがヘッドのブレを抑えてくれて、飛距離ロスを軽減
センター(真芯)310ヤード・・・ベストな位置だがあくまでも理想?
一番飛ぶ打点位置だが、毎ショットここに当てるのは至難の業
ヒール下292ヤード・・・ここはNG!もっとも飛ばない
唯一300ヤードを切った打点。低いスライスになるのでここは避けたい
真芯が一番飛ぶが“ヒール下”以外の飛距離差は6ヤード以下!「6ヤードも、ではなく芯を外したのにわずか6ヤードだけか!と思いました」(鈴木)
いかがでしたか? 最近のドライバーは真芯を多少ズレても飛びます。ヒール下には注意してミートしてみましょう。
鈴木大哉
●すずき・だいや/1999年生まれ、埼玉県出身。180㎝、90㎏。日大ゴルフ部出身で、卒業後、昨年9月のプロテストに1発合格。300ヤードを超える飛距離とグリーンまわりのうまさで、テスト合格者で競う新人戦をプレーオフで制して優勝。フリー。
写真=相田克己
協力=サザンヤードCC、キングフィールズGC
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