スライスが出たらすぐ直す方法!ラウンド中に簡単に解決できる

スライスは突然やってくる! ふだんはスライサーではないのに本番のときにスライスが出ると、止まらなくなってスコアがボロボロに。そうならないように、ラウンド中に解決する4つのポイントをレッスン!

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スライスの原因 手元が前に出てリストが返らない

ストレートに動かそうとすると手元が前に出やすくなるので、フェースが開いてプッシュスライス原因 が出てしまう

傘を使った素振りで手首をやわらかく使う

傘を使った素振りで「ヘッドが手元を追い越す」感覚を取り戻す

ダウンスイングでは手首をやわらかく使って、ヘッドをリリースさせる

フォローでリストターンができていれば、つかまったボールが打てる

グリップが先行するクセを解消する

フェースはスクエアではなく、少しクローズにインサイド方向に動く

本番のコースで曲げたくない意識が強くなると、ヘッドを真っすぐに動かそうとしてしまう。しかし、インパクトゾーンはゆるやかな円軌道になるのが理想です。真っすぐ動かそうとすると手元が前に出て、フェースを開いたインパクトになるのでスライスしてしまいます。

そんなときは傘を使った素振りが有効です。傘を開いたまま素振りをすることによって、グリップが先行するクセを解消できます。さらに、ダウンスイングでリリースする感覚もつかめる。リリースすることによって、フェースローテーションができるのでドローボールが打てるようになります。本番のスイングでは手元を目標方向ではなく、インサイド方向に振ることを意識しましょう。

スライスの原因4 強く握りすぎてフェースが返せない

右利きの人は右手のグリッププレッシャーが強くなるので、フェースをスムーズに開閉できずにスライスする

ダウンスイングで手首をキャストしないとフェースが開いてしまう

約45度で手首を回すとダウンブローでフェースが閉じる

90度だとユルユル15度だとガチガチ

朝イチのティーショットなど、プレッシャーがかかる場面でスライスする要因のひとつがグリッププレッシャーです。無意識のうちにグリップを強く握りすぎてしまうため、前腕部に力が入ってダウンスイングでフェースを返す動きができません。低いボールのスライスが出てしまう人は、このタイプが多いですね。

オススメは、打つ直前にドライバーを持ってヒジから手元だけを動かしてヘッドをグルグル回すストレッチ。おヘソの高さにヘッドをセットした姿勢から約45度の角度で3、4回ほど回してください。このストレッチは角度が重要。シャフトが垂直になる90度だと手首がユルユルすぎます。逆に15度以下だとガチガチすぎるので45度前後が理想です。

グリップを強く握ると前腕部にも力が入りすぎて、アームローテーションができない

いかがでしたか? アッキー永井さんのレッスンをぜひ、参考にしてみてください!

レッスン=アッキー永井

●永井研史(ながい・あきふみ)/1987年生まれ、神奈川県出身。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評があり、“アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。TPIジュニアコーチレベル3など複数の資格を取得。

構成=野中真一 写真=相田克己 協力=日神グループ 平川CC

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