飛距離アップできる簡単練習法とは…？石井コーチが徹底解説！

石井コーチのイチオシ練習法は、スプリットハンドドリルだそう。これは両手の間隔を離したスプリットハンドグリップでクラブを持ってスイングする練習法。

スイング時の「体の動く順番」を整える効果があり、手打ちやアーリーリリースを解消したり、ハンドファーストのインパクトが身につくので、アイアンが苦手な人、ダフリに悩んでいる人には絶対にオススメです。

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飛ばすための力の出し方がわかる

スプリットハンドドリルの応用で私がコーチを務める選手に指導しているのが、重くて長い棒で、インパクトバッグを強く叩く練習法です。

棒を左ワキに抱えつつ、スプリットハンドで持つことで、絶対にヘッドが手元を「追い越さない」形を作る。その状態でインパクトバッグを強く叩くことで、手先ではなく体のエネルギーをめいっぱい出すコツが身につくのです。

ポイントは、左ヒザの伸縮で体を回転させることと、右ヒジを絞るように体に密着させること。下半身で大きなパワーを生みつつ、それをインパクトバッグ＝ボールに強く伝える感覚が身につきます。

同じ練習は難しいかもしれませんが、手近なものでアレンジしてやってみてください。

左ワキに抱えて持った重く長い棒で、インパクトバッグを強く叩き、パワーの出し方を身につける。動きの基本はスプリットハンドドリルと同じ

バックスイングでは少し沈み込むように左ヒザを曲げ、それを伸ばしながら、左カカト側に乗るように体を回転する。左肩を斜めうしろに引き、腕や棒を引っ張るイメージだ

右腕は、まずヒジより上を外旋させ、そのままヒジより下だけを回内させる。こうやって右ヒジを曲げて絞り込むように持ったときにできる右手首の角度は、クラブを持つときも共通

レッスン=石井忍
●いしい・しのぶ／1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロテスト合格。ツアープロからアマチュアまで幅広く指導する理論派コーチ。「エースゴルフクラブ」を主宰し、千葉、赤坂、神保町の３校を展開する。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=エースゴルフクラブ千葉校、ジャパンゴルフスクール

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