UT買うなら何度がオススメ!UT購入の”方程式”を解説
クラブ選びもゴルフの楽しみのひとつ。でも、選んだクラブが合わなかったら楽しくないし、スコアもよくならない。
今回はUTの選び方です。
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Q、UT1本買うなら何度がオススメ?
A.鹿又のオススメは24度前後!
UTのロフト24度前後は、アイアンでいえば7番のようにUTのカテゴリーのなかで中間に位置する番手。ヘッドスピードが速くても遅くても、スイングタイプが違っていても24度前後がそのモデルの性能をいちばん感じやすい。
24度前後を打って球の高さや飛距離を体感し、それをベースにその前後の番手をどうするか、セッティング全体の組み合わせにもかかわってくるクラブになります(鹿又)
A.「この距離からはUT」という方程式がある!
(ドライバー+PWの飛距離)÷2がUTを使ったほうが狙ったターゲットをアイアンよりも楽にとらえらる距離。僕の場合は(ドライバー280ヤード+PW130ヤード)=410ヤード。÷2で205ヤード。200ヤード以内はアイアン。それ以上はUTにしています。一般的なアマチュアなら(220ヤード+110ヤード)=330ヤード÷2=165ヤード。160ヤードくらいからは26度のUTになりますね(石井)
Q、グースきつめと出っ刃の違いは?
A.ライの悪さに強いのは出っ刃
これはウエッジのグースの付き方にもいえることですが、ライへの対応力にも違いが出ます。いいライからはグースきつめが楽に飛ばせますが、ラフからなどボールが沈んでいるライは出っ刃のほうが飛ばせる。どこで使うことが多いか、で選んでください(今田)
A.グースのほうがアイアン的
出っ刃のほうが球は浮きやすい。グースきつめは球を抑え込める。アイアンに近いのはグースきつめのほうで、UTの出っ刃はウッド的。ロフトが寝てくるほど刃が前に出てきます(石井)
Q、スチールとカーボンシャフトどっちがいい?
UTのシャフトはスチールとカーボンが選べるとき、重量の流れ以外に選択のポイントとなることは?
A.やさしさを求めるならカーボン
長めの距離をアイアンよりも楽に打てるように助けてほしいなら、そのためのやさしさをシャフトが発揮してくれるカーボンのほうがいいですよ(石井)
ウッド的に打つならカーボン。アイアン的に打つならスチールシャフトですね(今田)
いかがでしたか? FW・UT選びに悩んだときはぜひ参考にしてみてくださいね。
鹿又芳典
●かのまた・よしのり/小誌で20年近くギア企画を連載するクラブコーディネーター。大手メーカーから地クラブ系まで、年間1000本以上のクラブを試打している。
石井良介
●いしい・りょうすけ/PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファーだが、クラブへの斬新なコメントが好評を得ており、さまざまなメディアに出演する試打職人。
今田駿作
●いまだ・しゅんさく/超がつくゴルフマニアで、新旧クラブの知識が豊富。クラブ収集家としての一面もあり、自宅には1万本を超えるクラブと工房をもっている。
写真=相田克己、田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
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