飛び系アイアンのメリットは何…?クラブの専門家が解説
クラブ選びもゴルフの楽しみのひとつ。でも、選んだクラブが合わなかったら楽しくないし、スコアもよくならない。1セット14本、すべてのクラブを悩まず、絶対に後悔しない選び方をギアのご意見番たちが明答! そのクラブの見方や感じ方に、必ず「そうなの!?」と驚いたり「へ~」と関心するはずだ。
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Q21 飛び系、ストロングロフト・長尺化の真の長所とは?
飛び系のアイアンはロフトが立って長さも伸びている。単純に7番が昔の5番アイアンになっただけでは? と思ったりするが……
A 昔のロフト25度、38インチのアイアンうまく打てなかったでしょ
スペック的には7番が昔の5番アイアンくらいになっていますが、昔のロフト25度、38インチのアイアンは手ごわかった。それが今では楽に打ててしまう。そう考えると、今の飛び系の性能はすごいし、使う価値がありますよね(今田)
A 飛ばないコンプレックスを解消してくれる
飛ばないとつまらなくなって、ゴルフをやめてしまう人もいます。飛ばない人にとっては、楽しく幸せになれるモデルです。労せず飛距離を伸ばせる。グリーンに止まるかは二の次でいいんです(石井)
Q22 アイアンのライ角調整って必要?
選択するスペックとしての優先順が低く、結構無頓着なライ角。地面の上から打つアイアンでは、とくに気にしたほうがいい?
A クラブが合わない原因のひとつかも
ピンのフィッティングでも重要度が高い要素。実際にミスの原因がライ角にあることはあります。ソールが地面に触れている位置がトゥ側やヒール側にズレている人は、それがクラブが合わない原因かもしれません(石井)
A ライ角による傾向の知識は不可欠!
平らなところでライ角がぴったりでも、コースでは傾斜がつき、ライ角どおりにソールできないことがほとんど。でも、ライ角を意識することは大事で、アップライトになったらつかまる、フラットになったらつかまりにくい。その知識から状況によってライ角をコントロールして構えるのが上級者のテクニックです(今田)
いかがでしたか? ライ角をコントロールする意識を忘れないでください!
今田駿作
●いまだ・しゅんさく/超がつくゴルフマニアで、新旧クラブの知識が豊富。クラブ収集家としての一面もあり、自宅には1万本を超えるクラブと工房をもっている。
鹿又芳典
●かのまた・よしのり/小誌で20年近くギア企画を連載するクラブコーディネーター。大手メーカーから地クラブ系まで、年間1000本以上のクラブを試打している。
写真=相田克己、田中宏幸協力=日神グループ 平川CC
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