鹿又芳典が6大シャフトメーカーの“イチ押し”モデルを分析!
ドライバーは人気シリーズ、アイアンは新ブランドのシャフトが続々と誕生!今、メーカーがイチ押しするモデルの特徴や長所を鹿又が分析する。
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ツアーAD史上一番の振りやすさ打点が安定する
お助け要素がある中元調子
今回試打したシャフトのなかで、もっとも驚いたのが「ツアーAD VF」でした。今までのシリーズと比較しても圧倒的に振りやすい!男子プロの使用率が高いシリーズなので、しっかり感があって、どちらかといえばヘッドスピード45m/秒前後のゴルファーとの相性がよかった。しかし、このニューモデルは、中元調子でも打球が高く上がりやすい“お助け要素”があります。ヘッドスピード40m/秒前後のゴルファーにとっては、打点が安定するシャフトにも仕上がっていますね。
グラファイトデザイン ツアーAD VF
前作の「CQ」が先中調子だったのに対して、新作の「VF」は中元調子。男子ツアーでは中島啓太もテスト中。10月6日発売予定
ココが新機能 手元部分にトレカ®M40Xを採用
手元部分に高弾性な炭素繊維を採用したトレカ®M40Xを採用。中元調子でも振り遅れることなくシャープに振り抜ける
ロングセラー「DG」を少しだけマイルドにスピン量をアップ!
PGAツアー選手のリクエストから誕生
日本ツアーだけでなく、PGAツアーや欧州ツアーでも使用者が多い「ダイナミックゴールド」ですが、海外選手からの要望を反映したのが「ダイナミックゴールドMID」です。従来の「ダイナミックゴールド」とほぼ同じ重量帯ですが、打球が上がりやすくてスピンも入りやすいので、少しマイルドになった印象です。
130g台の「ツアーイシュー」は中元調子のアスリート仕様ですが、115g前後の「115」は中調子系で一般アマチュアでも扱いやすいスペックです。
トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ミッド
昨年からPGAツアーに投入して、使用選手がすでに3勝をマークしている話題のスチールシャフト。日本では9月下旬発売予定
ココが新機能 中間部を硬く先端をソフトに
打球の落下角度を大きくするために中間部を硬くして、先端を少しだけソフトに再設計。振り感は「ダイナミックゴールド」と変わらない
いかがでしたか? ぜひご自分に合ったシャフトを探してみてください。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール
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