ミスしても寄る!入る!“AI設計”の最新パターを鹿又芳典が解説

2000年の「ホワイト・ホット」誕生から23年連続でツアー使用率1位を記録しているオデッセイが、今度は“AI”で新しいパター革命を起こそうとしている。

オデッセイの「Ai-ONEシリーズ」はAIがフェースを設計した世界ではじめてのパター。鹿又が打った第一印象は?

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打点がズレても転がる距離はほぼ同じだから、寄る! 入る

トゥ側やヒール側で打っても
スムーズに順回転で転がる

「打点がトゥ側、ヒール側にズレたときも、すぐに順回転になってくれてスムーズに真っすぐ転がってくれるのがスゴい!」

今回、さまざまな距離から「Ai-ONEシリーズ」を打ちましたが、革命的だと思ったのが5メートルのミドルパットや10メートルのロングパットです。通常、長い距離を何球か続けて打つと、ミスヒットしたときには2メートル以上ショートしたり、カップから左右に大きくズレてしまいます。

しかし「Ai-ONEシリーズ」は、打点がセンターから1センチくらいトゥやヒール側に外れてもほとんど距離が変わらない。少しヒールに当たっても5メートルのパットがカップインするなど、ミスヒットしたはずがミスパットにはならない、とても革命的なパターです。

AIが設計した2つの革新的フェース!

AIが設計したフェースは、中央部分が山のように盛り上がっていて、その周辺が薄くなっています。この形状は周辺を薄くすることによってフェースのたわみ量が大きくなるため、トゥやヒール側で打ったときでもスピードが落ちないようになっていると推測できます。その絶妙なスピード感をAIとスーパーコンピューターが計算した答えが、この斬新な形状なのでしょう。

Ai-ONE
アルミと樹脂でホワイト・ホットに近い打感

アルミニウムと樹脂を組み合わせた「Ai-ONE」は、樹脂部分に溝を入れてホワイト・ホットの打感に近づけた

Ai-ONE ミルド
チタン素材をインサート。最高峰の打感

6-4チタン素材の「Ai-ONE MILLED」は、AIの設計により、フェースの裏側には複雑な隆起がある

「フェースの裏側が透けて見えます!」
「ドライバーのAIフェースも画期的でしたが、パターのほうが打点のズレがわかるので、性能のよさをはっきり感じとれます」

今回鹿又氏が試打解説した「Ai-ONEシリーズ」。その中から「Ai-ONE ♯1」をピックアップ。

Ai-ONE  ♯1

商品詳細はこちら!

ブレード型でもミスヒットに強い!

形状はオーソドックスなブレード型。ブレード型はミスヒットに対してシビアでしたが、AIフェースの効果で形状の限界を超えてミスに強くなっています。

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、ポリカーボネート●インサート/Ai-ONE・インサート●ソールウエイト/約15g×2●シャフト/STROKE LAB90●価格/4万6200円

いかがでしたか? オデッセイの「Ai-ONEシリーズ」、ぜひ試してみてください!

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一 
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川カントリークラブ

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