ドライバーの“長尺”と“短尺”、どっちが飛ぶの?クラブのプロがわかりやすく解説
クラブ選びもゴルフの楽しみのひとつ。でも、選んだクラブが合わなかったら楽しくないし、スコアもよくならない。
1セット・14本、すべてのクラブを悩まず、絶対に後悔しない選び方をギアのご意見番たちが明答!そのクラブの見方や感じ方に、必ず「そうなの⁉」と驚いたり「へ~」と関心するはずだ。
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Q.長尺ドライバーがどハマりするタイプは?
22年に「クラブの長さはパターを除いて46インチ以下」というルールになったが、プライベートのラウンドでは問題なし。長いほどヘッドスピードが上がる、と聞くが……。
A.体を使って振るのが鉄則。スイングの弧がさらに大きくなる
長尺は、ゆったり振る、またはゆったりに見えるスイングタイプに合います。体を使って大きく振るのが打ちこなすコツ。長いと軽くなるため、物理的にもヘッドスピードや遠心力が上がり、それらを飛距離に転換できます。(石井)
A.手打ちの人でも単純に、クラブが長くなるぶん自然にヘッドが描く弧が大きくなり、助走距離が伸びて飛ぶこともある。ミートに自信があるなら、46インチ以上をぜひ試してみてください(今田)
【ドライバー選びのQ&A】短尺ドライバーが合うタイプは?
反対に短尺が合う人は?
A.打点のズレのせいで曲がる、飛ばない人にオススメ
飛ばしには、ヘッドスピードを上げることも大事ですが「ミート率を上げる」もそのひとつ。クラブが短くなると芯でとらえやすくなりミート率を上げることができます。その効果の認識が高まり、4年前にはフジクラから短くしてもバランスが軽くならない短尺用シャフト「SLK」が発売されて人気になりました(鹿又)
A.短いから飛ばないということはない
2拍子の早いテンポでも振りやすい。短くなるとヘッドサイズや慣性モーメントが小さくなる傾向があるため「扱いやすさ」も上がります。クラブの総重量も上がるので、これも物理的にいうと重いものをぶつけたほうが出力は上がるため、極端に飛ばないということはありません(石井)
いかがでしたか? ドライバー選びに悩んだときはぜひ参考にしてみてくださいね。
鹿又芳典
●かのまた・よしのり/小誌で20年近くギア企画を連載するクラブコーディネーター。大手メーカーから地クラブ系まで、年間1000本以上のクラブを試打している。
石井良介
●いしい・りょうすけ/PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファーだが、クラブへの斬新なコメントが好評を得ており、さまざまなメディアに出演する試打職人。
今田駿作
●いまだ・しゅんさく/超がつくゴルフマニアで、新旧クラブの知識が豊富。クラブ収集家としての一面もあり、自宅には1万本を超えるクラブと工房をもっている。
写真=相田克己、田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
モデル=Yuji Tamamura
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