正しい“ティアップ”はどっち?ナイスショットが打てるアドレスとは…?
猛練習をしてテクニックを磨くことだけが上達術ではない。中高年になったら所作に留意してスマートかつ上手なプレーヤーになろう。
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顔を上げて背すじを伸ばしスマートにプレーする
所作とは「その場の立ち振る舞いや身のこなし」という意味。ゴルフの場合は、アドレスに入る前にどのような立ち振る舞いをするかがとても重要で、それによってナイスショットの確率が変わる、と宮本勝昌はいう。
「ボールの後方に立ち、顔を上げて背すじを伸ばし、姿勢よく目標を見る。そして一定のルーティ
ンでアドレスに入る。これだけで構え方が自然によくなり、ミート率がアップします。プロはもちろん、所作がきれいな人は総じてアドレスもきれいで、スマートかつカッコよく見える。ボールばかり見てい
ると、顔(頭)が下がって猫背になり、ミートできなくなる顔を上げて背すじを伸ばしスマートにプレーするので注意しましょう。ティーアップの仕方もスマートに行なえば、全体のリズムがよくなりますよ」
ボールの後方で姿勢よく目標を見る
顔を上げて背すじを伸ばし、姿勢よく目標を見るという習慣をつけることが大事。そこから一定のルーティンでアドレスに入れば、きれいに立てる。姿勢の悪い人がアドレスだけきれいに立とうとしても難しい
ティーアップはしゃがまずに片足立ちで!
右手でボールとティーペグを持ったら、右足を前に出し片足立ちに。そして体重を乗せながらヒザを軽く曲げてティーを挿す。このとき、クラブで体を支えるとバランスが崩れない
いかがでしたか? スマートな所作を意識してみるとスコアアップにつながるかもしれません。ぜひお試しください!
レッスン=宮本勝昌
●みやもと・かつまさ/1972年生まれ、静岡県出身。174㎝、76㎏。レギュラーツアー12勝。19年の中日クラウンズは46歳で見事優勝。今季は全米プロシニア選手権に初出場し10位に入る活躍を見せた。シーミュージック所属。
構成=小山俊正
写真=中野義昌
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