“正しいダウンスイング”を身につくドリル3選!人気コーチが解説
アイアンが苦手な人は「上から打ち込む」というイメージや「ダウンブロー」という言葉に引っぱられてスイングが乱れているケースが多いように思います。
また、ボールを強く叩こうとしたり、ボールを押し込むようなインパクトをイメージするのも、上達しない原因になっている場合があります。ダウンブローといっても、理想的な入射角は6から7度とじつはかなりゆるやか。
斜め上からヘッドをガツンとぶつけるのではなく、もっと低い位置からヘッドを入れ、静かにボールをとらえるスイングを目指しましょう。
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ダウンスイングの前半の動きが肝心
ここまで説明してきたとおり、ダウンスイングでの腕の動きはとても重要です。体はトップの形のまま腕だけを真下に下げる感覚は、ダウンスイング前半のカギ。これに下半身の動きが加わればインパクトからフィニッシュへとつながりますが、まずはこの腕の動きを強く意識してください。
これは、腰の高さにある面を、シャフトでバシッと叩く動きをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。ヘッドでも手元でもなく、シャフト全体が面に当たる感じ。実際にテーブルなどを置いてゆっくりとやってみてください。この腰の高さの面に、いかに大きな力をぶつけられるかがスイングのエネルギーを左右するので、右足の横の地面にモノを叩きつけるドリルなども、飛距離を伸ばす効果があります。
また、トップから腰の高さまでのダウンスイング前半を2、3回繰り返してから振り抜く素振りも有効なので、やってみてください。
Drill①腰の高さの台をシャフトで叩く
ダウンスイングの腕の動きを理解するために、クラブが地面と水平になる位置まで腕だけで下ろしてみる。腰の右横のテーブル上面をシャフト全体で叩くようなイメージだ
手元を先行して引き下ろす動き(写真左)やヘッドが先に下りてきてしまう(右)のはNG
Drill②右足の横の地面にボールを叩きつける
ダウンスイングの出力アップには、トップの位置から重いボールなどを右足横の地面に叩きつけるドリルが有効。パワーを出す方向、腕を振り下ろす方向などがわかり、リキまずに大きな力を出せるようになる
Drill③ダウンスイング確認素振り
これらのドリルで身につけた動きを実際のスイングに取り入れるには「Drill1」の動きを2、3回繰り返す。ダウンスイングの位置を確認してからスイングする素振りが効果的だ
いかがでしたか? アイアンを攻略するにはダウンスイングが重要になってきます。大川コーチの練習方法をぜひお試しください。
レッスン=大川夏樹
●おおかわ・なつき/1988年生まれ、神奈川県出身。マンツーマンレッスンを中心に、多くのアマチュアゴルファーに好評を得ている人気コーチ(インスタグラムアカウント NATSUKI72_GOLF)。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
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