稲見萌寧、愛用のシャフトとは?専門家が解説!

鹿又が3年振りに女子ツアーの会場で取材!選手たちの使用クラブ、スペックを調査し、そこから見えたクラブ選びの新定番とは?

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Qブランドが多い三菱から選ぶポイントは? A飛ばしたいなら「ヴァンキッシュ」左を消すなら「ホワイト」か「WS」

テンセイ1Kシリーズは、「ホワイト」と「オレンジ」は元調子。新作の「ブルー」は中調子
「テンセイシリーズはドライバーだけでなくFWに挿す選手も多く、モデルはまんべんなくわかれています」(三好)
『ディアマナ WS』はアスリート仕様の元調子。『ディアマナ GT』は適度なやさしさがある中元調子。『ヴァンキッシュ』は飛距離性能を追求した軽量モデル

シャフト選びのコツは打ちたくない球を消す

「三菱ケミカル」のシャフトはブランドが多く、いろいろなモデルが使われています。テンセイ1Kシリーズでも『オレンジ、ホワイト、ブルー』の使用者がいる。ほかにはディアマナシリーズを使う選手もいるし、『ヴァンキッシュ』も人気。豊富なブランドのなかから、何を優先して選んでいるのでしょうか?

「絶対に打ちたくない球を消せるシャフトを探しますね。たとえば左が嫌なら『テンセイ ホワイト』や『テンセイ オレンジ』『ディアマナ WS』を打ってもらう。反対に右へのミスが嫌なら『ヴァンキッシュ』や『ディアマナ GT』を試してもらいます。打ちたくない球が出ない、とわかったら、次は自分が打ちたい球筋のイメージに近ければ使う。という流れと決め方をする選手が多いですね」(ツアーレップ・三好)

ちなみに、とにかく飛ばしたいなら?

「ヴァンキッシュですね。飛距離のポテンシャルはナンバー1です」

Qアイアンで「neo」にスイッチした選手の割合は? A「950」はほぼ100%。ウッド系も使用者が増えてきた

「シャフトの挙動が安定していて、飛距離をコントロールできるのが『neo』の魅力だといってくれます」(石橋)
3タイプあるレジオ フォミューラ プラスシリーズは『B+』が元調子、『M+』が中調子、『MB+』が中元調子
ウエッジのシャフトについては「アイアンからAWまでを『neo』にして、SWだけ『モーダス』にする選手もいます」(石橋)

ドライバー用の1番人気は『MB+』アイアンシャフトは、日本シャフトが不動の1番人気。モデル別には「950GH」や「850GH」の『neo』の使用者を多く見かけま
す。ツアーレップの石橋さんに、選手が『neo』にチェンジする理由を聞いてみると、「打球を抑えて打ちたいときの操作性の高さが評価されています。『850』はまだ旧モデルを使用する選手もいますが、『950』は昨年の開幕戦の時点でほとんどが『neo』にスイッチしました」

日本シャフトといえばアイアンのイメージが強いですが、ドライバーシャフトの使用者も増えはじめていますよね?

「ウッド用の『レジオ フォミューラ プラスシリーズ』は、ここ1、2年で使用者が着実に伸びています。1番人気は『MB+』ですが、稲見萌寧選手のように『M+』を好む選手もいます」

そのウッド用を使って優勝した選手も多いので、性能の高さは成績に現れていますね。

いかがでしたか? ぜひシャフトを選ぶときの参考にしていただけると幸いです。

解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ニチレイレディス

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