今さら聞けない！“ゴルフ場の絶対NGなファッション”とは？支配人に取材
「とりあえず襟付きシャツを着れば大丈夫！」初めてゴルフ場でプレーするときそういわれた人も多いと思いますが、ゴルフ場のドレスコードをちゃんとわかっていますか？
知らないと非常識に見られたり、意外と緩いルールであったり、時代とともに変わっていくドレスコード事情を紹介！
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名門ゴルフ場はきちんとした服装がマスト！
名門コースに行くときはゴルフ場のHPを確認する
ドレスコードは時代とともに変化してきているが、昔と変わらず厳格な決まりがあるのが名門といわれるゴルフ場だ。ゴルフ場のホームページを見ると、クラブハウスの中やプレー時の服装を細かに明記している。
クラブハウスへの入退場ではジャケットはマストで革靴を履き、プレーのときは華美なデザインのものは避けて、落ち着いた色合いのウエアを選ばなければならない。ズボンの丈や靴下の長さや色まで決まりがあるのが普通だ。
初めて行く人は注意が必要だが、日本の名門ゴルフ場はもともとメンバー会員のもので、ヴィジターは会員の紹介でくる人がほとんどなので、事前に会員から聞いて、ドレスコードを理解しているのが通常だ。
〝どこで〞〝誰と〞状況に合わせてウエアを選ぶ
カモフラ柄ジャカードニットベスト／1万3200円、ロゴプリントカノコ半袖シャツ／1万3200円、8WAYストレッチロゴプリントテーパードパンツ／1万5400円、ツバロゴプリントフラットキャップ／5280円、定番メッシュベルト／7000円（すべてキャロウェイ）
タフタジョイントスウェッターシャツ／1万9800円、８WAYストレッチツイル テーパードパンツ／2万7500円、異素材ドッキングベルト／1万6500円（すべてキャロウェイ レッド レーベル）
クラブハウスへの入退場の服装も決まりがある
ゴルフ場の公式ホームページにはドレスコードが書かれていないことが多い。わからないときはどんなゴルフ場で誰と回るのか、どういうシチュエーションなのかで選ぶようにしよう。
プレー時のウエアは、「ポロシャツを着れば大丈夫」「ジーパンはダメ」など、周りからもアドバイスをもらうことも多いと思うが、注意が必要なのは、クラブハウスの入退場だ。名門ゴルフ場とまではいかなくても、ジャケット必須なところが多く、サンダルはNG。スニーカーも避けたほうがいいところもある。ゴルフを始めるときは、プレー時のウエアだけでなく、ジャケットと革靴も揃えておくようにしよう。とくに目上の人や上司と回るときはドレスコードに書いていなくても、ジャケットと革靴で行くのがマナーだ。
ランチのときは「マナー」に注意！
ランチタイムのレストランでは、帽子やウィンドブレーカーなどの上着を脱ぐこともマナーのひとつ
とりあえずジャケット&革靴はもっておく
入退場の服装に迷ったときは、男性はジャケットと革靴があれば問題ない。女性の場合は比較的決まりが少ないが、パンプスなどを履いていけばOK
ドレスコードが自由なゴルフ場が増えている！
まずはドレスコードフリーのゴルフ場でプレーするのもアリ
今では、アメリカンスタイルでドレスコードフリーのゴルフ場も増えている。TシャツがOKだったり、ジャージ生地やスウェット生地のパジャマみたいに見えるパンツでも大丈夫なところも。このようなゴルフ場はゴルフのハードルがグッと下がって、若者たちにも人気がある。オシャレにもこだわりがある人にとっても自由に服装が選べるのはいいことだ。
ゴルフはドレスコードなどがあることから、紳士淑女のイメージが今でも拭いきれないが、若者ゴルファーが増えたことで、服装の規制が緩くなって入りやすいゴルフ場が増えた。服装面でゴルフに抵抗がある人は、まずはドレスコードが厳しくないゴルフ場で自由にプレーしてみるのもいいだろう。
イギリスのゴルフ文化の影響を受けた！
ゴルフには昔からドレスコードの文化がある。貴族のスポーツとして始まり、服装もジャケットを羽織ったり、伝統的な衣装であるニッカボッカーを着てラウンドしていた。国によってもドレスコードの違いがあり、イギリスではラフすぎない格好が多く、アメリカのパブリックゴルフ場などでは、自由な服装でゴルフをするところもある。日本はゴルフが入ってきたときにイギリスの影響を大きく受けたことで、ドレスコードを重んじるゴルフ場が多い。
ドレスコードのルールがはっきりしている！
（例）
●派手な色や大きなロゴ、刺繍などの華美なウエアは×
●過度に肌が露出しているウエアは×
●ジーンズ、カーゴズボン、ジョガーパンツ、7分丈ズボンは×
●シャツの裾をズボンの外に出さない
●半ズボンのときのソックスは白か単色のもの
●入場時は夏期を除いて、ブレザーなどの上着を着用し、
ジョギングシューズやスニーカー、サンダルは×
支配人に聞いた！ドレスコードの今と昔
取手桜が丘 ゴルフクラブ（アコーディア・ゴルフ）田中クリス支配人
今までいろいろなゴルフ場を回ってきましたが、昔と比べてドレスコードにも変化がありました。取手桜が丘ゴルフクラブでは、Tシャツ・Gパンでの入場はNGという利用約款がありましたが、今はなくなりました。ほかにも、裾をズボンに入れないスタイルも以前より増えました。今まで服装のルールが障壁になってゴルフをやりたがらない人もいたかもしれませんが、他のゴルファーに不快な思いをさせなければカジュアル大賛成です。最近はスコアよりもファッションを楽しんでいるゴルファーも多いですよ。
ジーンズでのプレーもOK！岡山のMGM MANIWA
岡山県の「MGM MANIWA」では、売店にジーンズが売られている。というのも、岡山県は国産ジーンズの発祥の地で生産量も多い。地域産業の発展を目的として、ゴルフ用のジーンズを作って売っているのだ。「MGM MANIWA」はジーンズを着用して入退場ができ、さらにそのままプレーもできる、というドレスコードフリーで運営している。ゴルフとジーンズが好きなゴルファーは一度訪れてみてはいかが？
写真＝竹田誉之
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