原英莉花の“飛ばしテク”とは?「アドレス時よりも…」とコーチが解説
「強く」「速く」振れる形を作ろう! ①は、飛ぶバックスイングの形を紹介。正面からチェックして、 左肩を下げながらトップへ→肩が深く入って大きく捻転した形を作りましょう!
「パワーも大事ですが、力があっても体を正しく使えないと飛びません。言い換えると、体を正しく使えれば力がなくても飛距離は簡単に伸びます! まずは自分のスイングを撮影して、形をチェックしてください。スイングは形にこだわりすぎてはいけない、といわれますが、力を入れてガンバって振っても飛ばない人は”形から入る“のが飛距離アップの近道なのです」という吉本巧コーチが、チェックしてほしいポイントと、目指す形を伝授する!
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力がなくても250ヤード飛ぶ!
正面からスイングを撮影して、トップまでの捻転が深くなっていないのは、柔軟性の低さのせいとはかぎりません。バックスイングでの左肩の高さをチェックして、左肩が顔を押し上げていたらNG。これは、肩のラインを地面と平行に回そうとすると起こりがちですが、顔が邪魔をするため肩が深く入りません。
右肩リードで肩の回転がさらにスムーズになる
左肩は下がるので、右肩は上げながら頭のうしろまで動かす。この動かし方を理解したら、回転していく進行方向にある右肩からスタート。 電車でいえば、右肩は先頭車両。1両目が動くと2両目の左肩を動かすスペースができるので、両肩とも深く入ったトップが作れる
左肩は下降するのが前傾なりのレベルターン
ゴルフスイングは前傾姿勢をとっているので、肩のラインを地面と平行に回すのは×。始動とともに左肩は少し下がり、顔を上げずにアゴの下へ動いていくのが○。意図的に「下げる」という意識をもってもよい
体重配分を上半身と下半身で分ける
腰の回転が先行しないのは、切り返しの形に原因があります。頭がターゲット方向に動くと腰は回りづらくなってしまうので、頭はトップの位置をキープしたまま切り返してください。その後のダウンスイングでの頭の位置は、腰のリードについていっていることになるので、やや左に動いてもOKです。
頭を右に残す「ビハインド・ザ・ボール」の形は、ドライバーではあまり意識しなくてもいい、と吉本。「ドライバ ーはボールを左寄りにセットしているので、頭は自然にボールより右に残しやすい。チェックしてほしいのは、頭と腰の中心(ベルトのバックル)の位置関係で、インパクトではバックルが頭よりも左にあれば腰がきちんと回せています。これは上半身と下半身の体重配分を分けるイメージや実際に動画や写真でインパクトを見たときに、上半身は右6:左4、下半身は右4:左6の体重配分になっているように見える形を作りましょう」
体を正面よりも目標に向けたインパクトは飛ぶ!
飛ばすためには、やはりインパクトが重要です。スイングを飛球線後方から撮影し、インパクトをチェック。背中とお尻の左側が見えていない形は回転不足です。自分では回転しているつもりでも回っていない人は、左サイドがポイント。左肩と腰の左側を積極的に大きく回してください。
フィジカルや回転力が強い男子プロだと、背中とお尻の全体が飛球線後方を向く。アマチュアはここまで向かなくても、背中とお尻の左側が見えるように回転しましょう。
いかがでしたか? 自身のスイングを撮影し、研究してみるとさらに飛距離アップにつながっていきます。
吉本巧
●よしもと・たくみ/ 1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の表参道ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。
写真=田中宏幸、ゲーリー小林
協力=表参道ゴルフアカデミー
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