年をとってもアイアンで飛ばすにはどうする?コツをシニアプロが解説

体力が衰えたとしても最新ギアの高い性能をフルに引き出せば十分にカバーできる。そのポイントは?

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払い打つことでスピン量が一定になり正確なショットが打てる

上から打ち込むより払い打ったほうがミート率がアップ。最新アイアンの性能をフルに発揮できる

今どきのアイアンは低重心設計でボールが高く上がり、ミスヒットに強い。シニア向けのやさしく飛ばせるモデルも数多くあるが、その高い性能を引き出すには打ち方を工夫したほうがいい、と宮瀬博文はいう。

「ポイントは、クラブの入射角をゆるやかにしてスイープに打つこと。スイープとは“払い打つ”という意味で、ボールに対してクラブを上からきっちり入れるのではなく、手前からボールの1個先くらいまでソールを滑らせる感じで打ちます。こうしてインパクトゾーンを長くすれば、ミート率がよくなる。打ち出し角やスピン量が一定になり、より正確なショットが打てるわけです。私の場合、昔は上からかなり打ち込んでいましたが、今はターフをとらない打ち方にチェンジしました」

Point 1 入射角をゆるやかにして払い打つ

ボールの手前から1個先くらいまでソールを滑らせながら、ボールを払い打つ。ターフをとらないほうがクラブの振り抜きがよくなり、パワーがなくてもボールが楽に高く上がって飛距離も出る

上から極端に打ち込むのはNG。インパクトが「点」になり、ミート率が低下。スピン量もバラついてしまう

Point 2 手をトップの位置に置いたまま体を回す

スイープに打つには、切り返しで手をトップの位置に置いたまま体を先行させ、クラブは後から下りてくるというイメージが有効。腕力に頼らずに体の回転でボールをとらえよう

手を使うのがミスの原因
手先を使ってクラブを振り下ろすとクラブの入射角がきつくなり、ダフリやトップのミスが出やすくなってしまう

いかがでしたか? 最新アイアンの性能をうまく利用して年齢をカバーしましょう。

レッスン=宮瀬博文

●みやせ・ひろふみ/1971年生まれ、千葉県出身。171㎝、74㎏。2007年に中日クラウンズを制するなどレギュラーツアー7勝。21年にシニア入りし、パーキープ率1位を記録。23年は金秀シニア沖縄オープン19位。アイ・エー・エス・エス所属。

構成=小山俊正
写真=高橋淳司
協力=取手国際ゴルフ倶楽部

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