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ゴルフ界の“2025年問題”とは?プロゴルファーが考える解決策は…!?

ハローエブリバディ!ゴルフ界の2025年問題というのを知っているだろうか? これは、ゴルフをする層で1番多い、日本のゴルフ産業を支えてきた団塊の世代の人たちが75歳以上になってしまうという問題だ。

75歳くらいになると免許の返納を考えるが、免許を返納するということは、ゴルフ場へ通うツールとしてのクルマを手放すこと。つまりゴルファーにとってはとてつもなく大きな障害になってしまう。ゴルフ場に行けなくなる人が増えるとゴルフをやめてしまう人が出てきて、ゴルフ産業自体が縮小してしまう。

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2025年問題→公共交通機関を整えるべき

僕は75歳以上の人たちの健康維持や促進のためにゴルフはしたほうがいいと思っている。研究でボケ防止にもなるということもわかっているくらいだ。

では、ゴルフ場までの行き帰りはどうするべきなのか?それは難しいことではない。公共交通機関でゴルフに行けるようなシステムや公共交通機関で来た人はほかの人よりも料金が安くなるなどの制度を作っていくべきなのだ。

今はゴルフコース側もマイカーを主体にして経営してるが、クラブハウスのバスをもっと充実させたり、いくつかのゴルフ場と地方自治体が連携して、地域のゴルフ場を回るシャトルバスを作るというのもいいだろう。ほかにも、以前このコラムでも話したことがあるが、今はゴルフの会員権ブームである。その会員権のあり方をもう一度見直して、会員になって自分のコースにクラブを預けて、公共交通機関を使って体ひとつでゴルフ場に行けるようにするのもいいかもしれない。もう年だからメンバーシップはいらないというのではなく、クルマを手放しても、会員権があればゴルフを続けられる、そんなシステムを作るべきだ。

2025年問題とはいっても、私の周りでは、実際はもうすでにクルマでの来場ができなくなって、ゴルフをやめるという人も出てきている。早急にクルマで来なくてもラウンドできるという仕組みを作らなければいけないし、作る努力は必要不可欠である。

私は団塊の世代の人たちにはゴルフをやめていってほしくない。いくつになってもゴルファーの最終目標であるエイジシュートを目指してほしいと思っている。

いかがでしたか? 公共機関やシャトルバスでゴルフ場にいけるようになるとゴルフをする層も増えて活性されていくのではないでしょうか。

タケ小山●小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ、東京都出身。プロゴルファー、ゴルフ解説者。テレビ「サンデーモーニング」(TBS)、ラジオ「Green Jacket」(InterFM897)ほか、多数メディアで活躍。

イラスト=北沢夕芸

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