パターは“ネック形状”をチェック!「パターで一番大事なのは…」と解説【人気記事】
今回は、「ワッグルONLINE」で7月上旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のギア記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
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第3位:「強烈スピン」グリーンにビタ止まりする球が打てるウェッジ!日下部プロが試打
スコアアップのカギとなるウエッジ・パターの最新テクノロジーと、ギアの造詣が深く、多くの試打テスターを務める一面もある日下部光隆プロが“ショートゲーム巧者”の目線で試打感想を語る。
編集部オススメのモデルのなかからあなたのショートゲーム上達に役立つモデルを探そう!
グリーンに噛みつくハイスピンウエッジ
フェース溝の角が鋭い「37Vグルーブ」を搭載し、スピン性能の高さに定評のあるキャロウェイ「JAWS」ウエッジ。新しくなった「JAWS FORGED」はその名のとおり、軟鉄鍛造ヘッドを採用して、打感のよさが味わえるモデルだ。プロツアーで長年愛用された名器、2007年モデルの「X FORGED」ウエッジの形状を踏襲し、やや丸みのあるリーディングエッジと高めのヒール部によって、フェースを開いても閉じても性能を発揮できる安心感のあるフォルムに仕上がっている。ロフト角56~60度には、「JAWS RAW」で採用された「Zグラインド」をラインナップ。さまざまなライに対応できるソール形状で、多くのゴルファーが恩恵を受けられるだろう。
効果的なグラインドで抜けのよさが体感できる
スピン性能の高さがとても印象的です。心地よい打感とやや強い出球で飛んで、グリーンに落ちてから強いスピンでしっかり止めることができる。「Zグラインド」は一見するとソール幅は広く見えますが、後方はグラインドされていて、実際に地面に触れる部分は小さくなっています。リーディングエッジにも大きめの面取りが施されているので、地面に刺さりにくい。バンスを活用して抜けのよさが発揮できます。
ノーメッキフェースと溝の効果で強烈スピン
「JAWS FORGED」のヘッド仕上げは、クロムメッキとチャコールブラックの2種類がラインナップ。いずれもフェース面はノーメッキとなっていて、「37Vグルーブ」と溝と溝の間のミーリング「マイクロフィーチャー」と相まって、強烈なスピン性能を得ることができる。
JAWS FORGED
SPEC ●ヘッド素材/軟鉄 ●ロフト角(バンス角)/【Cグラインド】 46(10)、48(10)、50(10)、52度(10度)、【Zグラインド】 54(12)、56(12)、58(9)、60度(9度) ●ライ角/64度 ●総重量/約476g(56度・Dynamic Goldバーガンディ(S200) ●長さ/35. 25インチ(56度)●シャフト(フレックス)/Dynamic Goldバーガンディ(S200)、N.S.PRO MODUS³ TOUR115(S)、N.S.PRO 950GH neo(S)ほか ●価格/3万3000円
●商品の問い合わせ/キャロウェイゴルフ ☎ 0120-300-147 callawaygolf.jp
試打・解説=日下部光隆
●くさかべ・みつたか/1968年生まれ、神奈川県出身。173cm、76kg。ショートゲームのうまさに定評があるレギュラーツアー通算3勝の実力派プロ。近年は東京都世田谷区のWASSゴルフスタジオでのレッスン活動のほか、シニアツアーにも参戦中。
構成=コヤマカズヒロ
写真=小林 司
協力=日神グループ 平川CC
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第2位:2023年最新ドライバーシャフト5選を試打!プロコーチが解説
ゴルフにおいて、パフォーマンスを高めるために最も重要な要素の一つが、シャフトの選択です。プロコーチのアッキー永井が、ドライバーやフェアウェイウッドなどにおすすめの飛ばせる最新シャフトを試打し解説していきます。
それぞれのシャフトの特徴や、どのようなゴルファーに最適かについて詳しく紹介していきます。シャフト選びに悩んでいる人はぜひ読んでみてください!
試打・解説=アッキー永井
●1987年生まれ、神奈川県出身。キャンバスゴルフアカデミーを主宰し、千葉県を中心に活動。形や常識にとらわれず、物理学や解剖学といった視点から、スイングメカニクスを分析する理論派コーチ。ギアにも詳しい。
グラファイトデザイン「TOUR AD CQ」
中調子や手元調子のキックポイントが主流になりつつあるなか、グラファイトデザインの最新モデル「TOUR AD CQ」は、先端部のしなりに特徴のある先中調子シャフト。手元部分の剛性を高めて、シャフト全体の硬さにメリハリをつけたことで、切り返しやすさを生みながら、インパクト前後での加速感を高めたモデルだ。
シャフト先端のしなやかな動きによって、ボールはつかまりやすくなり、打ち出し角が高くなる。高弾道で強い球になりやすいのが最大の特徴だ。
40から70gの重量帯に加え、40から50g台には「R2」、60から70g台には「TX」フレックスもラインナップされていて、さまざまなタイプのゴルファーをサポートしてくれる。
シャフトの走り感でターゲットを狙えるシャフト
先端部のしなりに特徴があり、バックスイングの段階でもそれを感じますね。基本的に、弾道はドローボールになりやすい特性をもっていますが、つかまりすぎるというわけではなく、しなりをうまく活用して、逃してフェードを打つこともできる万能タイプ。
手元側にしっかりとした剛性があるので、ターゲットに向かって狙って打てるような操作のしやすさも大きな特徴です。フレックスによって感じ方も変わるので、振りやすい硬さを選びたいですね。
TOUR AD CQ
●モデル(フレックス)/CQ-4(R2、R1、S)、5(R2、R1、S、X)、6(SR、S、X、TX)、7(S、X、TX)●重量/47~76g●トルク(CQ-5・S)/4.5度●長さ/1168mm●キックポイント/先中調子●価格/4万4000円
●商品の問い合わせ/グラファイトデザイン(問)0494-62-1170 www.gd-inc.co.jp
グローブライド「LABOSPEC(ラボスペック)」
グローブライドの高品質カスタムシャフトのラインナップ、それが「LABOSPEC(ラボスペック)」だ。フィッシングロッドでも名を馳せるDAIWAのカーボン成型技術の高さから生まれる高機能シャフトは、ゴルファーからの評価も高い。
「HASHIRI:30」(先中調子)と「TATAKI:30」(中元調子)は、そんな「LABOSPEC」の技術とアイデアが詰まった最新シャフトで、その名のとおり、30g台という超軽量でありながら、軽くてもしっかりしているという相反する性能を両立。軽量化のメリットを活かしながら、強いインパクトを求めるシニアゴルファーやアクティブな女性ゴルファーにとって、画期的なシャフトに仕上がっている。
30g台なのに“強いインパクト”が作れるシャフト!
軽量シャフトというと、軽くて軟らかく、振っても頼りない印象があるものですが「HASHIRI:30」と「TATAKI:30」はそんなところがまったくありません。シャフト全体の張りを感じるので、自然とスイングもテンポアップできるようなモデルです。
「HASHIRI:30」は先端部のしなりが、厚いインパクトでボールを押す感じがあり、「TATAKI:30」はその名のとおり、左を恐れずに強く振っていけます。
HASHIRI:30
●モデル(フレックス)/HASHIRI:30(ワンフレックス)●重量/37.5g●トルク/5.9度●長さ/1164mm●キックポイント/先中調子●価格/5万5000円
TATAKI:30
●モデル(フレックス)/TATAKI:30(ワンフレックス)●重量/38g●トルク/5.6度●長さ/1164mm●キックポイント/中元調子●価格/5万5000円
●商品の問い合わせ/グローブライドお客様センター(問)0120-506-204 onoff.globeride.co.jp
フジクラ「SPEEDER NX GREEN」
10年続いた「SPEEDER EVOLUTION」ブランドを一新した「SPEEDER NX」が、昨年大ヒット。多くのツアープロが使用しただけでなく、アマチュアにも扱いやすいと評判で大人気となった。
新作の「SPEEDER NX GREEN」は、昨年モデルの「NXブルー」をベースに、さらに進化を遂げた飛距離アップを可能にするシャフト。
シャフト全長のトルク分布を緻密にコントロールするフジクラ独自のテクノロジー「VTC」は今作にも搭載。中間部と手元側のねじり剛性差を大きくすることで、さらにボール初速がアップする性能を高めた。しなやかな切り返しから、先端部の剛性によって、より前に飛ぶ強い弾道を実現するモデルだ。
振りやすく“高さ”と“方向”を揃えやすいシャフト!
振りやすさがあり、高さと方向性がそろいやすい印象を受けました。トルクをシャフト各部で最適にするテクノロジーによって、振りやすくなっているのがわかります。ニュートラルな挙動であり、適正となるゴルファーはとても多いと思います。
弾道は高さもスピン量も一定していて、安定感があります。中間部と手元側の剛性差でタメを作りながら、先端部の高い剛性で曲がりの少なさと打球の強さを生んでいます。
SPEEDER NX GREEN
●モデル(フレックス)/SPD NX GR 40(R2、R、SR、S)、50(R、SR、S、X)、60(SR、S、X)、70(S、X)●重量/48~77.5g●トルク(SPD NX GR 50・S)/4.9度●長さ/46インチ●キックポイント/中調子●価格/4万4000円
●商品の問い合わせ/藤倉コンポジット(問)03-3527-8433 www.fujikurashaft.jp
三菱ケミカル「ディアマナ GT」
長年、国内外のツアープロに支持されているブランド「ディアマナ」。その第5世代のラインナップは、クセのない振り抜きが特徴の「Diamana TB」、定評のある手元調子系の「Diamana PD」が多くのユーザーを魅了している。
最新機種の「Diamana GT」は、前世代でいうと「ZF」の後継に当たるモデル。先端の強靭さがトゥダウンを防ぎ、強いインパクトで飛ばすことができる。さらに手元剛性を高めたことで、しなりをより感じやすく、スピーディなしなり戻りで加速感を強調する特徴をもつ。
ライバル他社も採用するほど定評のある素材「MR70」を採用。自社製造の炭素繊維というメリットを生かし、絶妙な仕上がりになっている。
ライナー性の弾道で低スピンで飛ぶ
ライナー性の強い弾道で飛ばせます。低スピンで重い球になるのが特徴ですね。飛距離性能が非常に高いシャフトで、先端が強靭でしなり戻りがしっかりあるため、現代の大型ヘッドドライバーが扱いやすく感じられます。ヘッドスピードも上がりそうですね。
今、打球が低い人はロフト角を多めにするか、フレックスを一段階軟らかくしてもいいでしょう。どちらかといえば、フッカー向きのシャフトに感じます。
Diamana GT
●モデル(フレックス)/GT40(R2、R、SR、S、X)、50(R、SR、S、X、TX)、60(SR、S、X、TX)、70(S、X、TX)、80(S、X、TX)●重量/46~85.5g●トルク(GT 50-S)/4.6度●長さ/1168mm●キックポイント/中元調子●価格/4万4000円
●商品の問い合わせ/三菱ケミカルコンポジットプロダクツ事業部スポーツビジネスグループ www.mitsubishichemicalgolf.jp/
USTマミヤ「The ATTAS V2」
昨年モデルの「ATTAS KING」で13代目となった人気ブランド「ATTAS」シリーズ。なかでも稲見萌寧、金谷拓実など若手のホープが愛用していたことでも知られるのが、10代目のモデル「The ATTAS」だ。新たに発売される「The ATTAS V2」は定評のあったクセの無さを踏襲しつつ、さらなる飛距離アップと方向性アップを目指したシャフトとして誕生した。
4軸カーボンシートと「トレカ®M40X」で先端剛性を高めにしながら、ニュートラルな剛性分布を実現した究極の中調子が、幅広いゴルファーにマッチする。ブラックベースにシルバーとパールホワイトを配色したシックなデザインは、さまざまなヘッドのカラーにマッチするようにデザインされたものだ。
“つかまり”と“方向性”の良さを両立したシャフト!
シャフトの動きはしっかり感じますが、決してクイックな挙動ではなく、タイミングを取りながら待てるのが特徴。道具に気を使わず、気持ちよく振り抜けるシャフトです。
ボールをつかまえてくれるシャフトですが、左には飛びにくく、方向性のよさを感じます。先端の剛性の高さが飛距離性能を担保しつつ、タイミングの取りやすさも相まって、曲がりを気にせずに振れるモデルに仕上がっています。ミスヒットにも強いのが頼もしいですね。
The ATTAS V2
●モデル(フレックス)/4(R、SR、S、X)、5(R、SR、S、SX、X)、6(SR、S、SX、X)、7(S、X)●重量/47~76g●トルク(5・S)/4.2度●長さ/1168mm・46インチ●キックポイント/中調子●価格/4万4000円
●商品の問い合わせ/UST Mamiya Japan(問)03-6272-9801 ustmamiya.co.jp
いかがでしたか? ドライバーやフェアウェイウッドにおすすめのゴルフシャフトを紹介し、それぞれの特性や適性について解説してきました。
この記事を参考にして、シャフト選びをしてみてください。
構成=コヤマカズヒロ
写真=小林司
協力=ジャパンゴルフスクール
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:パターは“ネック形状”をチェック!「パターで一番大事なのは…」とコーチが解説
パターはブレード型、大型マレットなど、ヘッドの形を優先して選ぶが、マスター今野はそれと同等に「ネック形状によるオフセットの付き方」を気するそうだ。その理由とは?
打ち出し方向に影響するのに「ネック」に関しては無頓着
オン・オフセットは「シャフトライン」からの「フェース面」を見て判断!
写真は、オデッセイ「TRI-HOT 5K」シリーズのワイドタイプのブレード型で、ネック形状が異なる3モデル。多くのパターはオフセットがついていて、クランクネック(左)もベントネック(中)もシャフトラインよりフェースが右にある。オンセットはセンターシャフト(右)などにかぎられるが、ヒッカケ癖がある人には効果大。方向性に難がある人には、ぜひチェックしてほしいポイントだ
ナオ いろいろなパターを試したけど、「コレだ!」思うのが見つからんわぁ。
今野(マスター)ネックタイプもひととおり試しましたか?
ナオ ヘッド形状は気にしていたけど、ネックのことは気にしていなかったわ。
今野 私は、ネック形状も気になりますね。
ナオ クランクネックとかベントネックとかだよね。構えやすさに影響するもの?
今野 それもありますが、ネックによって変わることは多々あります。重心の高さや重心角など。そして、私がもっとも重要視するのはオフセットです。
ナオ オフセットがいいんだ。
今野 いや、その逆で、私はオフセットではない「オンセット」が合うんですよ。
ナオ オフセットって、アイアンだと「グースがきつい」ってことでしょ。フェースがシャフトより右側にあるタイプ。
今野 そうです。ほとんどのパターがそうですが、とくにクランクネックが合いません。
ナオ パターネックの王道じゃない。
今野 クランクネックがはじめて採用されたのは、1960年代の中ごろですかね。ピンのアンサーに搭載されて、浅重心のブレード型でもオフセットにすることで、重心を深く、慣性モーメントが高くなることから爆
発的にヒットしました。
ナオ それがなぜ、マスターには合わないの?
今野 オフセットのパターだと、打球が左に出やすくなってしまうんです。
ナオ オンセット、オフセットは、打ち出しに影響するんだ。
今野 かなりします。オンセットは、主にL字やセンターシャフトのモデルになりますが、私の場合、引っかけずにラインに真っすぐ打ち出せます。
ナオ ベントネックも今の主流だけど、どうなの?
今野 ベントネックもオフセットや、アドレスしたときにシャフトの中心線とフェース面が重なるセミオフセットまでできますが、シャフトからヘッドまでがすっきりしているので、クランクしている部分が気になる人にとっては構えやすい。シャフトを曲げてヘッドに挿せばいいので、クランクネックよりコストも抑えられます。
ナオ だったら、もともとクランクにする必要がなかったのでは?
今野 それは、製造・設計技術の進化によるところですね。昔はシャフトをキレイに、思ったとおりに曲げる技術がなかったから、カギ型にするクランクのほうがオフセットを作りやすか
ったのだと思います。
ナオ プロは、クランクネックの愛用者が多いよね?
今野 それはタイガー・ウッズの影響ですね。タイガーが使っているんだから間違いない。だから、スコッティキャメロンの同タイプでも、ニューポートよりタイガーが使っているニューポート2のほうが断然人気が高いのです。
ナオ 使用プロと成績次第か。
今野 ですね。パターが一番「勝てば(入れば)官軍」だと思います。巨漢マッチョな外国人選手の使用パターでも、アマチュアが使いこなせないってことはありませんから。ジョン・ラームの「ショートスラント」、女子ツアーで流行っている「三角ネック」もしかり。でも、パターで一番大事なのは「入る!」と自信をもつことです。
ナオ 性能や形状よりも、俺には信じる気持ちが足りなかったのか……。「信は力なり」だね。テレビドラマのスクールウォーズの名言なんだけど、信じる心から奇跡は生まれてくるものなのさ。
いかがでしたか? 今野コーチのアドバイスを参考に自分に合ったパターを見つけましょう。
今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ。本企画「スナックこんちゃん」のマスター兼ゴルフのプロコーチ。RainbowFM(88.5MHz)の「サタマニ♪」(第2土曜 15:00-16:00オンエア)で、ラジオパーソナリティも務める。キッズゴルフクラブ代表。
写真=鹿野貴司
協力=LaFace、キャロウェイゴルフ
いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!
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