バンカーの正しい“ダフり方”ってどっち?「ウェッジの刃から…」とプロがレッスン
鈴木大哉プロによるバンカーを1発で出してピンに寄せるためのお約束レッスンを紹介します。
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大ダフリを絶対避ける!
大ダフリの原因はコレ! → 刃から入ると深く潜って飛ばせない
手前からダフらせたときに、入射角が鋭角でウエッジの刃から接地してしまうと、バンスが効かずにヘッドが砂に潜って大ダフリになる(×)。打ち込まずに払い打ちでバンスを効かせよう
正しいダフリ方1 少しハンドレート気味に構える
フェースをしっかり開いてバンスを効きやすくし、ボール位置はノーマルよりも少し左にセット。体重配分は左右5対5で、ややハンドレートに構えるのがポイントだ
正しいダフリ方2 軸を傾けずにフェースの向きもキープ
スイング軸が傾くと軌道が波打って大ダフリの原因になる。アドレス時の軸に沿ってスムーズに回転するイメージ。開いたフェースの向きを変えずに体の回転でスイングしよう
正しいダフリ方3 低いところから低いところへ左右対称で振り抜く
ゆるやかな入射角で払い打つので、スイングは左右対称。上から下ではなく、低いところから低いところにヘッドを通していけば、インパクトゾーンも長くなり刺さりにくい
ヘッドの入射角をゆるやかにすれば刺さることはない
アマチュアのバンカーショットでいちばん多いミスは、球が飛ばない大ダフリでしょう。これは上から打ち込もうとしてウエッジの刃から砂に接地してしまうせい。バンスが使えずにヘッドが砂に潜りすぎてしまうのが原因です。
このミスを避けて確実にボールを飛ばすには「ホームラン気味でもいいや」と割り切ることが大事。飛ばない、飛びすぎの両方を嫌がるから、どちらのミスも出てしまうのです。
大ダフリを避けるには、ヘッドの入射角をゆるやかにすることが最重要ポイントです。上から打ち込むのではなく払い打ちで、ボールの前後20センチずつ、合計40センチくらいの砂を薄く削り取るようなイメージでスイングしてください。
入射角がゆるやかならヘッドがボールの20センチ以上手前から接地しても、バンスが効いてナイスアウトできます。最初は怖いかもしれませんが、勇気をもってやってみてください。
いかがでしたか? バンカーでは勇気をもって砂ごと削るイメージで打ってみましょう。
レッスン=鈴木大哉
●すずき・だいや/1999年生まれ、埼玉県出身。180㎝、90㎏。日大ゴルフ部出身で、卒業後、昨年9月のプロテストに合格。300ヤードを超える飛距離と小技のテクニックを兼ね備え、新人戦をプレーオフで制して優勝した。フリー。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=キングフィールズゴルフクラブ
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