「やさしい」バンスが地面を滑り自然とうまく打てるウェッジ!プロが試打
スコアアップのカギとなるウエッジ・パターの最新テクノロジーと、ギアの造詣が深く、多くの試打テスターを務める一面もある日下部光隆プロが“ショートゲーム巧者”の目線で試打感想を語る。
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ライ角と4種のソール形状がゴルファーに応える
昨年に発売され、やさしいウエッジとして評価が高いのがピンの「GLIDE 4.0」。ヘッド素材の8620カーボンスチールとインパクト時の振動を抑える機能をもつ「エラストマーCTP」を約36%拡大したことで、心地よい打感を生み出している。さらに、番手別設計された削り出しのフェース溝と表面を粗目に仕上げた「エメリーブラスト」 によって、さまざまなライから強いスピン性能が発揮できるのも特徴だ。スタンダードな「Sグラインド」に加え、ソール幅が広い「Wグラインド」とテクニックがより活かせる「Tグラインド」、さらに往年の名器を彷彿する「EYE2グラインド」の4種類のソール形状をラインナップ。豊富なロフト設定も加わり、ゴルファーに合わせた選択が可能だ。
バンスが地面を滑り自然とうまく打てる
試打した「Sグラインド」は標準的なソール幅ですが、バンス角(12度)はしっかりあって、ソールが少し前に跳ねて地面を滑ってくれるやさしさがあります。低く打ち出して転がしたり、スピンをかけたり、高く上げることもできる操作性の高いウエッジですが、ソールの当たり方が絶妙で高い寛容性を感じます。リーディングエッジに丸みがあるのも安心感のある形状。スクエアに使ってもフェースを開いても扱いやすいですね。
自分に合うライ角で性能をさらに引き出せる
3度ずつ異なるライ角の試打クラブ(ロフト角は54度)を3本用意し、試打検証。スタンダードなライ角は真っすぐ飛び、アップライトなライ角は左方向、フラットなライ角はやや右に飛んだ。フィッティングを受けて自分に合ったライ角に調整すると、球の方向性もよくなり、イメージ通りの球を打つことができるのだ。
GLIDE4.0
SPEC ●ヘッド素材/8620カーボンスチール ●ロフト角(バンス角)/【Sグラインド】46(12)、50(12)、52(12)、54(12)、56(12)、58(10)、60度(10度)、【EYE 2 グラインド】 54(10)、56(10)、58(8)、60度(8度)、 【Wグラインド】 54(14)、56(14)、58(14)、60度(14度)、 【Tグラインド】58(6)、60度(6度) ●ライ角(54度・標準)/64.3度 ● 総重量/ 約438g(Sグラインド・56度・MODUS³TOUR 105(S)●長さ(54度・標準)/35.25インチ ●シャフト(フレックス)/N.S.PRO MODUS³TOUR 115(S)、N.S.PRO 950GH neo(S)ほか ●価格/2万7500円~ ※ライ角を含め、カスタムフィッティングにより個々に調整
●商品の問い合わせ/ピンゴルフジャパン ☎048-437-6501 clubping.jp
いかがでしたか? ぜひ参考にしてみてください!
試打・解説=日下部光隆
●くさかべ・みつたか/1968年生まれ、神奈川県出身。173cm、76kg。ショートゲームのうまさに定評があるレギュラーツアー通算3勝の実力派プロ。近年は東京都世田谷区のWASSゴルフスタジオでのレッスン活動のほか、シニアツアーにも参戦中。
構成=コヤマカズヒロ
写真=小林 司
協力=日神グループ 平川CC
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