今1番バズっているゴルフブランドとは?米国の名クラフトマンが立ち上げたブランド
毎年恒例の「鹿又大試打会」は、日本を代表する地クラブメーカーが集まる貴重な機会!
ゴルファーをアッといわせる最新のイチオシモデルを見つけてきた。
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ロッディオ初のパターはシャフトも選べる新コンセプト!
鹿又 これがウワサのパターですか?
藤倉 ロッディオ初のパターです。
鹿又 顔と打感がいいですね。
藤倉 ヘッドの性能はもちろんですが、シャフト交換できるところにこだわりました。
鹿又 パターでカチャカチャできるんですね!
藤倉 70、105、140gと3タイプのシャフトを交換することができます。
鹿又 このシャフト、振りやすい! ストロークが安定しますね。
ロッディオ
Bチューニングシリーズ
SPEC●素材/303ステンレススチール●ロフト角/3.5度●ヘッド重量/349.5g(ダイヤモンドミルド仕上げ)●価格/5万2800円
PGAツアーで人気のウエッジの新しいソール形状!
鹿又 アーティザンウエッジはアメリカだけでなく、日本でも認知度が高くなりましたね。
秋山 ありがとうございます。58度と60度に追加した、新しいソール形状もすごく評判がいいです。
鹿又 それが「DR」ソールですか。
秋山 はい。6タイプ目のソール形状になります。
鹿又 トゥ、ヒールはしっかり落としつつ、バンスも効きますね。
秋山 ラウンドもついているので、すごく抜けがいい。やさしいタイプのソールなので、アベレージゴルファーにもオススメです。
アーティザンゴルフ
アーティザンウエッジ
SPEC●素材/S20C軟鉄●ロフト角/46、48、50、52、54、56、58、60度●価格/3万4000円~(ノンメッキ&スチールシャフト)
つかまった低スピンが打てるトゥ側のカーボンに注目!
鹿又 毎回、鏡面仕上げの美しさに感心しています。
粟田 こちらは新作の「A10 STR」です。
鹿又 今回の特徴は?
粟田 トゥ側にカーボンを搭載して軽量化。ヒール側とのウェイト差を10倍にしました。
鹿又 だから、フェースターンしやすいんですね。
粟田 高弾道ボールが打てるので、アベレージゴルファーからアスリートまで使いやすい設計です。
鹿又 反発性能の高さも限界に近くて飛びますね!
メタルファクトリー
A10 STR
SPEC●ロフト/9.5、10.5度●ヘッド重量/201g●シャフト/MURAKUMO KANATA(R、SR、S)など●価格/10万7800円
バンスがあるユーティリティは抜け感が100点!
阿部 当社のイチオシは、ラズルダズル初のフルチタンUTです。
鹿又 打ってみましたが、めちゃくちゃ飛びますね。
阿部 チタンならではの飛距離性能はもちろん、バンスがついているのも特徴です。
鹿又 ユーティリティのバンスにこだわったのは、斬新なアイデアですね。
阿部 トゥ側にバンスをつけたことで、すごく抜けがよくなっています。
鹿又 5gから15gまで、ウェイトが調整できるのもいいですね!
ラズルダズル
B3 UT
SPEC●ロフト/22、25度(19度は23年春発売予定)●トゥ側のバンス角(番手)/5(19)、6(22)、7度(25)●価格/5万2800円(ヘッド単体)
今回は鹿又さんの最新イチオシモデルを紹介しました。ぜひ、この記事を参考にしてみて下さい。
次は、世界のゴルフプランドについてです。
世界のEPONから開発中のプロトタイプモデルが!
鹿又 これは、今日はじめて見るモデルですね。
桑原 現在開発中のプロトタイプモデルです。
鹿又 アベレージゴルファー向けの設計ですか?
桑原 「AFシリーズ」よりもやさしい設計で、若いゴルファーや女性もターゲットにしています。
鹿又 アイアンも打球が上がって、飛びますね。バックフェースは……カーボンですね!
桑原 まだ正式発表の前なので詳しいことはいえませんが、アイアンも完成度は高いと思います。
EPON
プロトタイプモデル
アイアンは、トゥ側にもウェイトをつけて低重心設計になっていそう。ドライバーも深重心タイプ?
飛びと塗装に定評のあるカムイのオリジナルデザイン!
鹿又 すごいカラーリングですね!
生田 これは国内加工メーカーの強みを生かしたオリジナルヘッド塗装が作れる、特約店限定オプションです。
鹿又 シンプルなカラーだけでなく、グラデーションもできるんですね。
生田 ほぼ、何でもできます。加工技術は国内最高峰だと思います。
鹿又 でも、カムイワークスといえば飛びですよね。
生田 飛距離ももちろんトップクラスです!
カムイワークス
SL DRIVER
SPEC●ロフト/10.5、12度(SLドライバー)●ヘッド重量/198g●価格/7万7000円(ヘッド単体)
ムジークのFW&UTは小顔で飛ぶ!
鹿又 ここまでアスリート好みの形状をしているFWやUTは、かなり珍しいですよね。
石川 当社はシャープな顔つきも好評を得ています。
鹿又 小顔なのに飛ぶのがすごい!
石川 反発性能がドライバー級なのでボールスピードが上がる。それがアスリートから好まれる理由だと思います。
鹿又 打感や打球音もいいですね。
石川 フェース素材にDAT55Gを使っているので、弾き感にも自信アリです。
ムジーク
オンザスクリューDF2ヘブン
SPEC●ロフト(番手)/15(3W)、17(4W)、19(5W)、21度(7W)●ヘッド重量/220g(5W)●価格/7万1500円(ヘッド単体)
軟鉄、ノーメッキのアイアン!重心位置にも大きな工夫が!
鹿又 バティックから、ついにアイアンが登場ですか!
井上 9月に発売したばかりです。
鹿又 細かい調整機能がすごいですね。
井上 ひとり一人が最適な重心ポジションになるように、4カ所で4タイプのウェイトを組み合わせられるようになっています。
鹿又 番手が11番アイアンまであるのが珍しいですね。
井上 いろいろなアイアンセットの組み合わせが可能ですよ。
バティックゴルフ
バティックアイアン
SPEC●素材/軟鉄(S25C)●ロフト(番手)/23(5Ⅰ)、26(6Ⅰ)、30(7Ⅰ)、34(8Ⅰ)、38(9Ⅰ)、43(10Ⅰ)、48(11Ⅰ)●価格/3万800円(ヘッド単体)
今回は鹿又さんの最新イチオシモデルを紹介しました。ぜひ、この記事を参考にしてみて下さい。
次は、ウエッジブランドについてです。
ゴッドハンドが5年をかけて開発した渾身のアイアン
鹿又 「KM」の刻印が入っているということは?
寺村 ゴッドハンド・三浦勝弘のアイアンです!
鹿又 コンセプトはなんですか?
寺村 ヘッドが適正な角度に動く軌道と振りやすさの追求。開発に5年を費やした渾身の作です!
鹿又 バックフェースの形状が独特ですね。
寺村 さまざまな重量配分を試行錯誤したうえでの答えです。5月に発売して、すぐ在庫切れになるくらい好評です。
三浦技研
KM-700
SPEC●素材/軟鉄(S20C)●ロフト(番手)/23(4Ⅰ)、26(5Ⅰ)、29(6Ⅰ)、33(7Ⅰ)、37(8Ⅰ)、41(9Ⅰ)、46度(PW)●価格/2万6400円(ヘッド単体)
米国の名クラフトマンが立ち上げたプレミアムウエッジブランド
鹿又 今、一番バズっているメーカーですね。
山口 ありがとうございます。米国で超有名ウエッジブランドを手がけていたクラフトマンが、独立して誕生したブランドです。
鹿又 デザインもユニークですが、テクノロジーも画期的ですね。
山口 注目していただきたい特徴のひとつが「キャンバーソール」といわれるソール形状です。
鹿又 バックフェースは?
山口 チタンとタングステンの複合構造になっていて、すごく振りやすいウエッジになっています。
JPゴルフ
JPプレミアウエッジ
SPEC●ロフト角/48、50、52、54、56、58、60度●ヘッド重量/296g(56度)●価格/8万6900円~(ヘッド単体)
ロマロ独自の特殊高熱製法で軟らかいヘッドに
鹿又 このウエッジの打感は素晴らしい! 今までと何が違うんですか?
塚田 特殊な高熱製法により、素材そのものを軟らかくしています。
鹿又 ヘッド自体をですか?
塚田 成型後のヘッドに対して、硬度を下げる処理をしているんですよ。
鹿又 それで、こんなに打感が軟らかくなったんですね。
塚田 打感だけでなく、くっつく感じが出るのでスピンも効きます。打音もかなりいいですよ。
ロマロ
Ray-SX PRO
SPEC●ロフト角/46、48、50、52、54、56、58、60度●シャフト/N.S.プロ950GH●価格/2万8600円
地クラブは100%ハマる満点のクラブに出会える
大手メーカーと比較した場合、地クラブは、ローカル感が強い印象を受けますが、「三浦技研」や「EPON」などPGAツアーのトップ選手のクラブを手がけているメーカーが多数ある。
また「JPゴルフ」「アーティザン」など大手ゴルフメーカーから独立したクラフトマンが、本当に作りたかったブランドも多く、信頼できます。
大手メーカーは大量に販売しないといけないため、価格も抑えつつ、アベレージゴルファーからアスリートまで誰が打っても「80点」の平均値の高いクラブを作らないとビジネスになりません。
しかし、地クラブは最初から一部の人に向けたクラブを追求していて、価格の制限もほぼない。だから最高の素材で大胆な設計が可能。ハマる人には100点満点になるクラブがあるのです。
今回は鹿又さんの最新イチオシモデルを紹介しました。ぜひ、この記事を参考にしてみて下さい。
聞き手=鹿又芳典●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=田中宏幸
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