石井良介が“UTの打ち方”を徹底解説！フェース形状によって打ち方は変わる

2023.06.20

「買ったクラブが合わない！」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ！あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説＆レッスンします！

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フェース形状によっても打ち方は変わる

キャロウェイの新モデル「パラダイム」のユーティリティは、前作からフェース形状が変わりましたね。前作の「ローグＳＴＭＡＸ」はトゥが高く、クジラ型やハコフグ型と呼ばれるタイプで、ネックのグースもややきつく、アイアンのように構えられる形状でした。　一方、新作の「パラダイム」は、出っ刃でソール幅が広く、ＦＷのようなイメージで構えられる。この形状の違いは適したスイングも違ってくるので、性能を引き出す打ち方をするのが使いこなすコツになります。

トゥ側が高い UT

アイアンのようにダウンブローで打つ

アドレスしたときの見た目はウッド型だが、トゥが高いアイアン風の形状をしている

PICKUP GEAR キャロウェイパラダイムユーティリティ

AIフェースなど最新技術を投入しつつ、前作とは異なるシャローで丸みのあるウッド形状を採用したUT

POINT CHECK

昨年発売の「ローグST MAX」は、ウッドよりもオフセットが強く、トゥが高いアイアンのような形状だった

形状に合った入射角で打つ！

トゥ側の高いユーティリティは、アイアンのようなイメージで打つ。入射角を鋭角にするダウンブローのほうが適しているので、ＦＷが苦手な人も打ちやすいでしょう。「パラダイム」のようなフェース高が全体的に低い、シャロー形状のウッド型ユーティリティは、入射角を緩やかにしたほうが、広いソールを活用でき、ヘッドの抜けがよくなる。ボールが高く上がりやすいので、同じロフト角のトゥ側が高
い形状のユーティリティよりも高弾道を打つことができます。

シャロー形状のウッド型UTはソールが広いのも特徴。「パラダイム」は2本のカットウェーブソールが抜けのよさをサポートする

シャロー型 UT

払い打つとボールが拾いやすい

ソールを滑らせる緩やかな入射角でボールをヨコから払い打つ！

全体的に丸みのある形状でフェース高も全体的に低いヘッドが薄い形状をしている

ここに注目！薄く当っても出っ刃で上がる

ウッド型UTはリーディングエッジが前方に出ている「出っ刃」形状が特徴。薄く当たってもボールが拾いやすく、球の高さが出しやすい。

いかがでしたか？ぜひ、クラブに合った振り方を実践してみてください！

解説・レッスン＝石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み！

構成＝コヤマカズヒロ　写真＝田中宏幸

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