正確なミートで曲がらないスイング “タテ振り”で方向性アップ!

今月はシニアツアーで活躍するトップ選手のスイングを解説。それぞれ違った飛ばし方をしているのでチェックして、自分に合うスイングを見つけよう!

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体が柔らかい人や女性にオススメ

クラブがターゲットラインをなぞる時間を長くする
シャフトが立つとヘッドを真っすぐ動かしやすくなる

飛距離ロスの2大原因「ミート率が低い」「大きく曲がってしまう」に悩んでいる人は、深堀選手のスイングを参考にしてください。❷のバックスイングの写真は、ヘッドをできるだけ真っすぐに引いたときにできる形をしています。そこから、トップポジションまではクラブをタテに上げていく(❸)。すると、クラブはシャフトが立って、ダウンスイングでもシャフトを立てて下せます(❹)。タテ振りのスイングのメリットは、ヘッドがターゲットラインに対して真っすぐ動く時間が長くなること。ヘッドの慣性モーメントに従った動きになるので、ヘッドの直進性が高くなり、方向性もアップします。

タテ振りのスイングは、腕をタテに動かす時間をしっかり感じとることがポイントです。ヘッドを背中側に引きすぎないように注意して、インパクトゾーンではヘッドがターゲットラインをなぞるようになるべく真っすぐ動かしてください。

深堀選手はシニアプロでも肩関節が柔らかい。その長所を活かしてタテの動きで捻転を作るのは、アマチュアでも体が柔らかい人や女性がマネしやすいスイングです。力がなくても、ミート率とエネルギー伝達効率の高さ、曲げない方向性のよさで飛距離アップが計れます。

いかがでしたか? 力があまりない人や女性も深堀選手のスイングを参考にしてみてください。

深堀圭一郎

●ふかぼり・けいいちろう/1968年生まれ、東京都出身。173cm、68kg。22年のシニアツアーでは、マルハンカップ太平洋クラブシニアで2位タイ、翌週のコマツオープンでは優勝を果たす。フォーラムエンジニアリング所属。

解説=上田栄民

●うえだ・えいみん/1964年生まれ、東京都出身。JPGA公認A級ティーチングプロ。19年にJPGAティーチングアワード最優秀賞を受賞。エイミンゴルフアカデミーを主宰し、多摩セン ター校など7つのスクールを運営。

写真=ゲーリー小林

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