7WとUT、どっちで打つのが正解?プロキャディが解説【人気記事】
今回は、「ワッグルONLINE」で4月上旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
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第3位:“ライン出し”の正しいアドレスはどっち? 「ボール位置を…」と成田美寿々がレッスン!
プロのうまさが光るのが難しい状況やトラブルでのショット。難しい状況やトラブルでのショット。今月は「こんなとき、どうするの?」と困ったときに、いくつかある対処法のなかから「これがいちばん簡単、確実でいいですよ」という狙い方や打ち方のヒントを教えてくれた。
普段より2段階低い球でミート重視のスイング
強い向かい風や横風のときのドライバーショットは、球を高く上げると風に流されて飛距離も方向も計算できなくなります。なので私は、普段より高さを2段階くらい下げて、風の影響が最小限になるローボールを打つようにしています。
まずはティーアップを低くし、ボール位置は普段より1個ぶんくらい右にセット。グリップを指2本ぶんくらい短く持ってスタンスも狭めてコンパクトに構えたら、大振りせずにミート重視でスイングします。低スピンの低いライナーボールが打てるので、風の影響を受けて大きく飛距離が落ちてしまうを防げます。
スタンス狭めで振りきらない
ボール位置を右寄りにしてスタンスは狭めに。大振りせずにシャフトが立つくらいの低いフィニッシュをとる。
「指1本ぶん」の低いティーアップ
ティーアップは低めに。ボールの頭がドライバーのクラウンとそろう。または、ボールと地面の間に指1本入るくらいの高さに。
この3センチが効くんです!
成田さんのスイングやティーアップの位置などを意識してみてください!
成田美寿々
●なりた・みすず/1992年生まれ、千葉県出身。162cm。12歳でゴルフを始め、12年から単年度登録でツアーに出場すると、同年の「富士通レディース」で初優勝。
13年にプロテストを2位で合格。ツアー通算13勝をあげている。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介、編集部
写真=相田克己、田中宏幸
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第2位:正しい“バックスイング”はどっち?スイング軌道を修正する練習法をレッスン
今回は、ハーフスイングの練習を通して軌道を正す方法を、田中梨菜コーチに解説してもらいました。
ハーフスイングの幅内のヘッド軌道は真っすぐを意識する
10歳でゴルフをはじめてツアープロを目指していた田中梨菜コーチ。現在は、大手スポーツジムでのわかりやすいレッスンが好評だ。
「私はハーフスイングの練習を徹底的に教えます。打球が曲がる原因のほとんどは腰の高さより低い、ハーフスイングの振り幅でのヘッド軌道。ハーフスイングでもインサイド・イン軌道で、フェースを開閉しようとすると打球が左右に曲がってしまう。その軌道をストレートにしてフェースの開閉を抑えれば、フルスイングで真っすぐ飛ぶ確率が大幅に上がります」
フェースの開閉が大きいと手首がねじれて曲がってしまう
手首、フェースの角度を変えずに体を回す
フォローでは右腕を伸ばして打つ
ストレート軌道で、フェースの開閉を少なくするためには?
「とにかく手を使わないこと。ハーフウェイバックまでは左肩を回して、上半身を回転させることが大切です。スライスやヒッカケが多い人は、手首だけをヒネっています」
フェースを開かないことはもちろん、フォローでもフェースを閉じないことがポイントで
「フォローでも腰より低い位置では手首をを返しません。ハーフスイングを完璧にマスターしてからフルスイングを練習したほうが上達は早いです」
さらにアプローチがうまくなる効果もある。
「手首を使わない打ち方をマスターするとアプローチも左右対称の振り幅で打てるので、距離感を合わせやすくなります」
ハーフスイングの振り幅でストレート軌道を覚えることは、フルスイングにもアプローチにも効果がある。
ヘッドがインサイドに入るのはNG
グリップエンドがおヘソについているイメージが理想
【ドリル】ヒザ立ちスイングでお腹を回す感覚をマスター
ストレート軌道と、フェースの開閉を抑えることを意識する田中コーチのスイングをぜひ参考にしてみてください。
田中梨菜
●たなか・りな/1996年生まれ。東京都出身。日本体育大学ゴルフ部を経て、レッスン活動 をスタート。現在はLPGAティーチングプロ資格取得を目指しながら、コナミスポーツクラブなどで指導している。
構成=野中真一
写真=田中宏幸
協力=浜松町ゴルフ倶楽部
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第1位:“7W”と“UT”、どっちで打つのが正解?プロキャディがマネジメントの必須テクを解説
スコアメイクにもスコアアップにも欠かせないコースマネジメント。教わるなら、ぜひ専門家にと、ツアーでもバリバリ活躍する〝プロキャディ〞に依頼。マネジメントの必須テクを伝授してもらった!
今回は、国内女子ツアー樋口久子 三菱電機レディスの会場となっている『武蔵丘ゴルフコース』で、数多くのプロのキャディを務めてきた栗永遼さんに解説してもらいました。
「No.6/Par4」バンカーが気になる打ち上げのセカンドショット
バンカーやその手前も×。グリーンを外しても次打はバンカーが気にならないところに運ぶのが〇。
ちょうどの飛距離よりオーバーめの番手で
グリーン手前のバンカーが気になるホールは番手アップ! たとえば、ピンまで180ヤードあるとしたら、本当はユーティリティで打ちたいところをフェアウェイウッドにして軽く打つ。アマチュアは当たりが薄くなることが多 いので、ハザード越えの状況はオーバーを気にせず、絶対にショートしない大きめの番手を選んでください。
「No.8/Par3」グリーン周りに深いバンカーがある
パー3は1打でグリーンに乗せたい。でも、グリーン周りもしっかりチェックしてください。写真のホールはグリーン幅が狭く、とくに蟻地獄のようにアゴが高い左手前のバンカーは絶対に避けたい。こういうときは、気になるバンカーを消すマネジメントをとります。手前のバンカーは確実に越える番手を選び、ピンではなくオーバーしても大ケガにならない奥行の広い方向を狙って打ちます。
絶対にダフらないために高めにティーアップ
「No.9/Par5」刻むか飛ばすか迷うティーショット
バンカーには入れない。2打目付近にバンカーなどのハザードがあるときは、無理せず刻む選択も考える。
刻むことに集中! その次も想像する!
ティーショットは、プロも僕もつねにドライバー? or それ以外のクラブ?と複数の選択肢をもってマネジメントしています。ドライバーではなく刻む選択肢が色濃く出るのは、落下地点にハザードがあるとき。そして、刻むと決めたら狙うエリアへ打つことに集中し、さらに2打目をどうするかまでの計画も立てると、刻んだ結果が大成功へとつながっていきます。
バンカーやハザードをとことん避ける栗永さんのトーナメントコース攻略法をぜひ参考にしてみてください。
解説=栗永遼
●くりなが・りょう/1995年生まれ、香川県出身。2019年からプロキャディとしての活動を開始。淺井咲希や尾関彩美悠のツアー優勝に貢献。ほかにも片山晋呉や稲森佑貴、柏原明日架など、数多くのプロのキャディを務めてきた。
写真=村上悦子
協力=武蔵丘ゴルフコース
いかがでしたか? 他にも実用的なレッスン記事がたくさん公開されているのでぜひご覧ください。