“1番飛んだドライバー”はどれ?アマチュアがダンロップの新作4モデルを試打
話題の「パラダイム」「ステルス2」からすでに大ヒットしている「G430」まで、 鹿又が計23モデルのドライバーを試打。 さらに4人のアマチュアにも打ってもらい「1番飛んだドライバー」を選んでもらった。今回は、ダンロップの新作4モデルの試打結果をご報告。
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「MkII」の初速はトップ3に入る
ダンロップ スリクソン ZX5 MkII
スリクソンの新モデルの特徴はボール初速が速いこと。全23モデルのなかでもトップ3に入ると思います。そのうえで「ZX5 MkII」は寛容性の高さと操作性のよさを兼ね備えている。中級者にとって理想的なドライバーに仕上がっていますね(鹿又)
(中級者代表・石井さん)構えやすい顔で打感もいい。飛距離性能も高く、平均点がすごく高いバランスのいいドライバーだと思います。スピン量はこの3モデルのなかで「ZX5 MkII」が私には1番合っていましたし、純正シャフトもタイミングが合わせやすくていいですね。
(アスリート代表・玉村さん)昔のスリクソンと比べると、打球が高く上がることにビックリしました。それと打感がソフトなのにボール初速が高くなるところが海外メーカーと違っていて、食いつき感のある打感によってインパクトで弾道をコントロールできる感覚がありました。
ツアープロの最新トレンドを反映
ダンロップ スリクソン ZX5 MkII LS
ヘッドサイズを大きめにしつつ、スピン量を減らすというのは、今のツアープロの最新トレンドを反映している設計になっています。ただし、決してパワーヒッター向けではなく、アマチュアでヘッドスピード42m/秒前後のゴルファーにオススメです(鹿又)
(若者代表・関さん)もともとロースピンヒッターなので「LS」とつくモデルは避けていたのですが、このドライバーは高打ち出しの低スピン弾道になるので、スピン量が減るのは気になりません。「打ち出し角が上がれば、僕はもっと飛ぶのか!」というのを実感しました!
(アスリート代表・玉村さん)アドレスしたときは「ZX5 MkII」とほとんど一緒に見えましたが、性能的にはつかまりを抑えつつ、弾道の最高到達点も低くなっています。極端なロースピンタイプではなくて、「ZX7 MkII」と「ZX5 MkII」のちょうど真ん中にくるタイプだと思います。
球筋を操作できるドライバー
ダンロップ スリクソン ZX7 MkII
「ZX5 MkII」「ZX5 MkII LS」は直進性が高いヘッドですが、「ZX7 MkII」は操作性が高い。だからテクニックがあるゴルファーほど、ドロー、フェードの打ち分けがしやすくて、ハイボー ル、ローボールなど球の高さも狙ったとおりに打てます。
(若者代表・関さん)美顔といわれるヘッドのなかでも、ZXシリーズの顔が一番いい。往年の名器の形状を継承していますね。「7」はやさしくはありませんが、ヘッドの小回りが利いていて球筋をコントロールしやすい。球筋を打ち分けたいプロ、上級者が求める性能を感じました。
(アスリート代表・玉村さん)「ZX5 MkII」とは全然違っていて、「ZX7 MkII」は昔のスリクソン的な硬派なイメージ。打球の高さも抑えられているので、飛ばすというよりは狙ったエリアに打ちやすいドライバーだと思います。ライン出しするショットが打ちやすかったです。
長尺でも振りやすく少ない力で飛ぶ
ダンロップ ゼクシオ プライム
46.25インチの長尺設計になっていますが、長尺だと感じないくらい振りやすいので少ない力で効率よくボールを飛ばすことができます。右に飛ぶミスが出ないので、ヘッドスピード35m/秒未満のゴルファーに最適なスペックだと思います(鹿又)
(中級者代表・石井さん)このドライバーを使うとゴルフが簡単になりそう。私の年齢だとまだ早いのですが、60歳を超えて飛距離が落ちてきたらこういうドライバーをうまく使いこなして飛距離ダウンを防ぎたいですね。グランドシニア世代にオススメしたい1本です。
(シニア世代・青木さん)軽さと長さを利用して飛ばせるドライバーですね。46.25インチの長さを苦にせず振れるゴルファーなら、ヘッドスピードやボール初速を簡単に上げられる。多少のミスヒットは、ゼクシオならではのミスへの寛容性の高さが防いでくれるのも利点です。
いかがでしたか? 世代によってドライバーの使いやすさも変わってきます。自分に合った1本を探してみませんか。
試打・解説=鹿又芳典●かのまた・よしのり/ 多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
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