377ヤード飛ばす“トップ”はどっち?ドラコン女王・押尾紗樹がレッスン

“飛ばし”といえばドラコン! そこで、ドラコン競技会のトップ選手であるエンター豊田さんと押尾紗樹さんに対談をお願いし、私生活の話やトレーニング方法などを語ってもらった。もちろん、2人の飛ばしのコツも聞いてみた!

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力を効率的にクラブに伝えて飛ばす

今回は私のように体が小さく、筋トレもしておらず、力がない人でも飛ばせるレッスンを紹介します。飛ばすためには、クラブを「振り子」のように動かすこと。それから、リズムよく振ることが基本です。このふたつをつねに意識して、飛ばしのレッスンをするときには必ず伝えるようにしています。

豊田さんからは「押尾さんのすごいところは右サイドでのクラブのさばき方。どういうイメージで振っているのか教えてほしいです」と質問されましたが、私は「体の左サイドに崖がある」と思って振っています。

1.連続素振りで振り子動作チェック!

振り子運動を身につけるには連続素振りが有効。振り子は行ったり来たりするときに必ず同じ道を通って動く。連続素振りも同じで、行きと帰りが同じ軌道になるように動かす。行きはうまくできても、戻すときに違う道を通ってしまうことがよくあるので注意。普段のゴルフでは左に振る意識しかないが、飛ばすためには反対の右に振る意識が大事。

2.自分のスイングリズムを見つける

自分に合ったスイングリズムを見つけることも大事。人によってスイングリズムは違うが、飛ぶ人は2パターンに分かれている。1で構えて、2でクラブを上げて3で下ろすパターン。もうひとつは、アドレスしたら、1でクラブを上げて2で下ろすパターン。自分に合ったリズムが必ずあるので、両方試してみて、より飛距離が出るほうを採用する。

3.左サイドを崖だとイメージするとヘッドスピードが上がる!

振ろうとしたときに体重移動を意識しすぎて体が突っ込んでしまう人もいるが、そういう場合は左サイドを崖だと思うイメージが大事。崖のほうに荷重してアドレスする人はいないし、崖から落ちそうになって打つ人もいない。なるべく崖から離れた状態で振ろうとするはず。そうするとクラブも右でさばけて、ヘッドスピードアップにつながる。

左サイドに崖があると思えば、右に十分荷重してバックスイングできるし、ダウンからフォローにかけて左に行きすぎることもない

いかがでしたか? 小柄な人や筋力が少ない人も押尾プロのスイングを参考に飛距離アップを目指しましょう。

押尾紗樹

●おしお・さき/1993年生まれ、埼玉県 出身。158cm。プロドラコンツアー全日 本選手権 3連覇のドラコン界の女王。公式最長記録は377ヤード。JPDA所属。

エンター豊田

●とよだ・たつひろ/1988年生まれ、茨城県出身。184cm、115kg。ドラコン選手として活躍。最長飛距離保持者で、その距離なんと479ヤード。JPLA所属。

写真=小林司
協力=長太郎カントリークラブ[PGM]

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