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今季2勝目・穴井詩のスイングを徹底解説!「アッパー気味に…」とコーチがコメント

国内女子ツアー2023シーズン第9戦『パナソニックオープンレディース』が終わり、日本女子プロゴルフ協会は最新のメルセデス・ランキング(MR)を発表しました。

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『パナソニックオープンレディース』では最終日、首位から出た穴井詩が4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算10アンダーで逃げ切り優勝を飾りました。穴井プロは4月「ヤマハレディースオープン葛城」以来のツアー通算5勝目、初の年間複数回優勝となりました。

2位は通算9アンダーで永峰咲希。終盤17番で首位の穴井プロに並びましたが、18番でパーに終わり1打及びませんでした。3位は7アンダーで川岸史果。4位には5アンダーで岩井千怜、仁井優花、新海美優、木戸愛。先週ツアー初優勝を挙げた神谷そらは8位。昨年の年間女王・山下美夢有は31位という結果になりました。

今回の結果を受けて、MR1位は今大会でシーズン2勝目を挙げた穴井詩(654.97pt)が浮上。2位以降はささきしょうこ(525.03pt)、山下美夢有(498.65pt)、吉本ひかる(462.45pt)、申ジエ(韓国、448.33pt)と続いています。

さて、木元幸多郎コーチの解説で、女子プロのなかでも飛ばし屋といわれる穴井詩選手のスイングを紹介していきます。

スイングアークを大きくして大きな遠心力を使って飛ばす!

2 コックを使わず、左腕を伸ばしながらヘッドを遠くに動かす
6 アッパー気味に振ったほうが高弾道になりキャリーが伸びる

穴井選手は、コックを使わず、スイングアークを大きくして、大きな遠心力を使って飛ばしているのが特徴的です。

❷のバックスイングで左腕をピンと張って、ヘッドを遠くに動かしていますが、手元を先行させながら穴井選手は、コックを使わず、スイングアークを大きくして、大きな遠心力を使って飛ばしているのが特徴的です。

❷のバックスイングで左腕をピンと張って、ヘッドを遠くに動かしていますが、手元を先行させながらヘッドが最後に追いついてくるようにクラブが動くので、スイングアークが大きくなり、ヘッドスピードも速くなる。それに合わせて、体を左右に動かしてよりパワーを溜めたり解放をしています。体を左右に動かすのは、アマチュアがマネると体が突っ込んだり、軸がブレたりするので、その場で回る感覚のほうがいいかもしれません。

❻のインパクトはアッパーブローですね。今のクラブはスピン量が少ないので、アッパー気味に振ったほうが弾道は高くなります。テンプラが出てしまうのが怖いかもしれませんが、むしろテンプラが出る人ほどアッパーに振ったほうがミスが出ない。また、アウトサイド・インのカット軌道を防ぐことにもつながります。

穴井詩
●あない・らら/1987年生まれ、愛知県出身。165cm。今シーズンはリシャール・ミル ヨネックスレディスで4位タイ、宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで8位タイに入る。ドライビングディスタンスは260ヤードを超える飛ばし屋。GOLF5所属。

解説=木元幸多郎
●きもと・こうたろう/1995年生まれ、東京都出身。神奈川県相模原市のふたゴルフアカデミーと東京都港区のHIRO GOLF ACADEMYを拠点にし、幅広いレベルのゴルファーを指導。

写真=田中宏幸

2023 JLPGAツアーはまだまだ始まったばかり。ここからどのようなドラマが生まれるのか。注目です。

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