パターは“重い”ほうがいい?それとも“軽い”ほうがいい?ゴルフコーチが解説

距離感や方向性が悪いのは「パターのせい」もある。自身のパターもカスタマイズしている大川夏樹コーチは「スペックを変えるとストロークを変えなくても転がりがよくなりますよ」という。買い替えるよりお財布にもやさしい、簡単カスタムを試してみよう!

【関連記事】飛び系アイアンを使いこなすコツ!「番手間の飛距離の差は…」と石井良介プロが解説

「重い」は速いグリーンに合いやすい

重さに関しては軽くするのは難しいので、鉛を貼るなどで「重くする」のメリットをお話します。軽量クラブは速く振れる、というのはご存知でしょう。重いクラブはその逆で速く振れないので、テンポが自然と遅くなる。ゆっくり振ると飛ばなくなるため、速いグリーンに適したストロークとタッチに。打ち急いでしまう人にもオススメです。

PINGのパター(モデルは2021PUTTERシリーズ)のラインナップでヘッド重量を見ると、35gの重量差がある。ピン型は軽めで、大型マレットになると重くなり「大型マレットは慣性モーメントも大きいので振った感じも重くなります」と大川。鉛を貼ってバランスが上がるのも重量以上の重さを感じる。一般ゴルファーはヘッド単体では測れないので総重量を調べてみた。ヘッド単体の重量が360gの「DS72」の総重量は568gで、これは中間的な重さ。一般的には総重量が560g以下は軽めで、580g以上は重めのパターになる

重いパターでテンポがゆっくりになったとき、クラブの挙動やタッチを安定させるコツは「等速と左右対称」(○)。ダウンスイングが加速したりフォロー側の振り幅が小さいと、重いパターはバラつきが激しく出てしまう(×)

いかがでしたか? 大川プロのアドバイスのように打ち急いでしまう人はパターの重さを意識してみてください。

大川夏樹

●おおかわ・なつき/1988年生まれ、神奈川県出身。マンツーマンレッスンを中心に、多くのアマチュアゴルファーに好評を得ている人気コーチ

(インスタグラムアカウント NATSUKI72_GOLF)。

写真=田中宏幸
協力=PING フィッティングスタジオ武蔵浦和

【あわせて読みたい】

「天使か」西村優菜、“かわいすぎる”ウェア姿を披露!ファンから称賛の声集まる

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

関連記事一覧