パターは“テンポが命”!「どの距離も”1.3秒“で振ろう」とパッティングコーチが解説
人気パットコーチがツアープロに教えていることを伝授! 今回レッスンを担当してくれるのは、橋本真和さん。
パッティング指導を行ってきた橋本さんが教える、テンポをお教えします!
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テンポをそろえることがタッチ作りの基本
パッティングのタッチは振り幅で作りますが、このとき重要なのがストロークテンポです。ストロークは「振り子」なので、どんな振り幅でも1往復にかかる時間は同じ。ロングパットの大きな振り幅でも、つねに同じテンポでストロークすることがタッチをそろえる基本なのです。
個人差はありますが、メトロノームのテンポでいうと90bpm(1分間に90拍)前後が理想。始動からフィニッシュまで約1.3秒です。このテンポを保つことが、振り幅によってきちんと距離を打ち分けるカギになります。
ボールにいい転がりを与えるためには、インパクトロフトが大事です。一般営業のゴルフコ ースなら、だいたい1.5度が理想。だからパターのロフト選びも重要になってきます。
最後にライン読みですが、これは自分自身の傾斜の感じ方と、その傾斜でボールがどう転がるかの経験値を蓄積するしかありません。ぜひ斜度計などを使って練習してください。
ストロークテンポを一定に
どんな 振り幅でも1回のストロークにかかる時間は同じ。理想は80~100bpmの間で、1ストローク約1.3秒のテンポでストロークしたい。
クラブの重さだけで加速する
自分の力でクラブを加速させようとすると、再現性が低くなり軌道やフェース向きが乱れてしまう。クラブの重さだけでヘッドが加速し、インパクトで最高速になるのが理想。
Drill ヘッドに乗せたコインが切り返しで落ちたらGood
自分の力でヘッドを加速させる必要はないが、重力によってダウンスイングでヘッドが加速していくことを理解し、決して減速させないように注意。ヘッドに乗せたコインが切り返しで落ちればOKだ。
普段プレーするグリーンならボールの打ち出し角の理想は”1.5度“
インパクト直後からボールに順回転を与えるには、打ち出し角が重要。8から9フィートのグリーンなら1.5度前後が理想。
インパクトロフトをそろえることが前提だが、パターのロフト選びも大事だ。
日ごろから意識する! 傾斜の読みは”足裏の経験“が肝心
ライン読みは足裏の感覚が大事。斜度計で傾斜を測り、そこに立ったときに足裏でどう感じるか、そのときボールがどう転がるかの蓄積を作ろう。足裏の感覚だけならグリーンでなくても練習できる。
数値で認識できれば最高!
いかがでしたか? 橋本さんが教えるテンポを意識してレッスンに取入れてみてください!
レッスン=橋本真和
●はしもと・まさかず/1984年生まれ。科学的なパッティング理論に基づき多くのプロゴルファーを指導するカリスマパッティングコーチ。
埼玉県の「越谷ゴルフリンプライベートスクスタジオ」を主宰する。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=越谷ゴルフリンクスプライベートスタジオ
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