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“7W”と“UT”、どっちで打つのが正解?プロキャディがマネジメントの必須テクを解説

スコアメイクにもスコアアップにも欠かせないコースマネジメント。教わるなら、ぜひ専門家にと、ツアーでもバリバリ活躍する〝プロキャディ〞に依頼。マネジメントの必須テクを伝授してもらった!

今回は、国内女子ツアー樋口久子 三菱電機レディスの会場となっている『武蔵丘ゴルフコース』で、数多くのプロのキャディを務めてきた栗永遼さんに解説してもらいました。

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No.6/Par4」バンカーが気になる打ち上げのセカンドショット

バンカーやその手前も×。グリーンを外しても次打はバンカーが気にならないところに運ぶのが〇。

ちょうどの飛距離よりオーバーめの番手で

グリーン手前のバンカーが気になるホールは番手アップ! たとえば、ピンまで180ヤードあるとしたら、本当はユーティリティで打ちたいところをフェアウェイウッドにして軽く打つ。アマチュアは当たりが薄くなることが多 いので、ハザード越えの状況はオーバーを気にせず、絶対にショートしない大きめの番手を選んでください。

ライにも注意。左足上がりはショートしがちなので、ギリギリの飛距離で狙うと届かない

No.8/Par3」グリーン周りに深いバンカーがある

入れたくないバンカーはとことん避ける

パー3は1打でグリーンに乗せたい。でも、グリーン周りもしっかりチェックしてください。写真のホールはグリーン幅が狭く、とくに蟻地獄のようにアゴが高い左手前のバンカーは絶対に避けたい。こういうときは、気になるバンカーを消すマネジメントをとります。手前のバンカーは確実に越える番手を選び、ピンではなくオーバーしても大ケガにならない奥行の広い方向を狙って打ちます。

絶対にダフらないために高めにティーアップ

アイアンだからと低いティーアップではなく、高めにティーアップして、大きくショートしてしまうダフリだけは絶対に避けるのも攻略法のひとつ

No.9/Par5」刻むか飛ばすか迷うティーショット

バンカーには入れない。2打目付近にバンカーなどのハザードがあるときは、無理せず刻む選択も考える。

刻むことに集中! その次も想像する!

ティーショットは、プロも僕もつねにドライバー? or それ以外のクラブ?と複数の選択肢をもってマネジメントしています。ドライバーではなく刻む選択肢が色濃く出るのは、落下地点にハザードがあるとき。そして、刻むと決めたら狙うエリアへ打つことに集中し、さらに2打目をどうするかまでの計画も立てると、刻んだ結果が大成功へとつながっていきます。

3打目も得意な距離、ピンまで約100ヤードに刻んだ。手前に大きなバンカーがふたつあるが、得意な番手と距離なら大きなミスは出にくい!

いかがでしたか? バンカーやハザードをとことん避ける栗永さんのトーナメントコース攻略法をぜひ参考にしてみてください。

解説=栗永遼
●くりなが・りょう/1995年生まれ、香川県出身。2019年からプロキャディとしての活動を開始。淺井咲希や尾関彩美悠のツアー優勝に貢献。ほかにも片山晋呉や稲森佑貴、柏原明日架など、数多くのプロのキャディを務めてきた。

写真=村上悦子 
協力=武蔵丘ゴルフコース

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