「真っすぐ打ち出す!」“正しいストローク”の3つの鉄則をパッティングコーチが解説
人気パットコーチがツアープロに教えていることを伝授! 今回レッスンを担当してくれるのは、橋本真和さん。パッティング指導を行ってきた橋本さんが教える、ストロークに対しての鉄則をお教えします!
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「軌道に対して」フェースが真っすぐ
ストロークは「真っすぐ」が理想ですが、この「真っすぐ」を誤解している人が多いので、まずはその正体を正しく理解してください。というのも、パターにはライ角があるので、ヘッドをターゲットラインに「真っすぐ」動かすことがクラブ的な「真っすぐ」ではないのです。
ヘッドの軌道は、個人差がありますが10~20度くらいのゆるやかなアーク(弧)を描きます。飛球線方向から見て、シャフトの傾きが変わらないまま動くことがポイントです。
そしてこのアークを描くヘッド軌道に対して、フェースはつねに「真っすぐ」。ターゲットラインに対しては開閉して見えますが、軌道に対してはつねに直角を保って動いているのです。これにはシャフト軸での「ねじれ」がないことが大切です。
「真っすぐ」動かすには、スタート地点に歪みがないことも重要。アドレスには細心の注意を払ってください。
鉄則1 シャフトの傾きを保った振り子運動
ヘッドがゆるやかなアーク軌道を描くと、シャフトの傾きが変わらない。シャフトが面をなぞるようなイメージでストロークしよう。
鉄則2 ヘッド軌道に対してフェースが直角
フェースはターゲットに対しては開閉するが、弧を描く軌道に対してつねに直角になっている。これが本当の「真っすぐ」だ。
鉄則3 シャフトがねじれずに動く
フェースが軌道に対してスクエアであり続けるためには、シャフト軸上の「ねじれ」がないままクラブが動くことが重要だ。
Point 「真っすぐ打つ」には構えが大事!
橋本さんによるポイントを解説していきます。
Point① 体を預けずに真っすぐ構える
アドレス時に体が左右に傾いたり歪んでいると「真っすぐ」の基準がズレてしまう。腕を左右に開き両肩の高さがそろったポジションからグリップを作り、前傾してアドレスしよう。
Point② ツマ先と腰の向きに注意
アドレス時の足のツマ先の向きにも注意。「真っすぐ」に構えているつもりでもツマ先の向きが変わると腰の向きがズレて、構え全体の「真っすぐ」が
損なわれやすい。
Point③ スクエアフェースの見え方を知る
床に貼ったガムテープなどにフェースを真っすぐ合わせてセットし、そのときにどう見えているかの「見え方」をチェック。自分の感覚とのずれを認識しよう。
いかがでしたか? 橋本さんが教える3つの鉄則とポイントをぜひ、練習に取り入れてみてください!
レッスン=橋本真和
●はしもと・まさかず/1984年生まれ。科学的なパッティング理論に基づき多くのプロゴルファーを指導するカリスマパッティングコーチ。
埼玉県の「越谷ゴルフリンプライベートスクスタジオ」を主宰する。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=越谷ゴルフリンクスプライベートスタジオ
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