原英莉花のセッティングを公開!「ウッド少なめ、アイアンは小顔」は飛ばし屋ならでは…!?
眺めているだけでも楽しいけど……人気女子プロ12人のセッティングからスコアアップ秘けつを探る!
2022年に活躍した、2023年も活躍が期待される女子プロ12名のセッティングを分析。そこから見えてきたスコアアップにつながる秘けつを紹介!
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勝みなみのセッティング
21年シーズンの途中まではマッスルバックのZフォージドを使っていたが 、22年はハーフキャビティのZX7に変更
勝みなみ/かつ・みなみ
1998年生まれ、鹿児島県出身。22年シーズンは、日本女子オープンで2連覇を達成。国内ツアー通算8勝。明治安田生命所属。
原英莉花のセッティング
クラブ契約を結んでいないが、14本中13本はキャロウェイ。アイアンはPGAツアー選手にも人 気のXフォージド スターを使用。
原英莉花/はら・えりか
1999年生まれ、神奈川県出身。国内ツアーではメジャー2勝を含む計4勝。平均飛距離は21 年が1位で、22年が3位。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。
渡邊彩香のセッティング
ユーティリティを1本も使わず、221CBを4番アイアンから入れている。アイアンのシャフトも女子では珍しいモーダスの105
渡邊彩香/わたなべ・あやか
1993年生まれ、静岡県出身。22年は、ほけん の窓口レディースで優勝。国内ツアー通算5勝目をマークした。大東建託所属。
パワーヒッターにはUTがゼロの選手も
最近の女子ツアーは、ドライバーの平均飛距離が250ヤードを超える飛ばし屋も珍しくありません。22年の年間平均飛距離を調べると原英莉花プロが255ヤード、勝みなみプロが253ヤード、渡邊彩香プロが249ヤードでした。
そんなパワーヒッターのセッティングはウッド系が少なめです。原英莉花プロと渡邊彩香プロはユーティリティを1本も入れていません。その理由はヘッドスピードが速い選手は、ユーティリティだと打球が高く上がりすぎて、コントロールしにくくなったり、風の影響を受けやすくなってしまうからです。
アイアンも大型ヘッド系ではなく、男子プロが使うような軟鉄鍛造で小顔のハーフキャビティを使っています。パワーがある選手はアイアンに飛距離性能は必要ありません。それよりも、操作性が高くて、ロフトがあってスピンをかけられるほうがピンを攻めやすい。アマチュアでもドライバーで250ヤード以上飛ばせる人は、こういうセッティングを参考にしてください。
パワーヒッターは浅重心アイアンでもグリーンで止まる高さが打てる!
いかがでしたか? この記事を参考に、自分のプレイに合ったセッティングを見つけましょう。
鹿又芳典/かのまた・よしのり
多くのゴルフメ ディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
解説=鹿又芳典
構成=野中真一
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