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“飛ばせるアドレス”はどれ?「シャフトが…」と飯島茜が解説【ドライバー上達法4選】

2022ドライバーのベストレッスンセレクション!

確実に飛ばしたいからこそ難しい、奥の深いドライバー。プロやコーチのレッスンを参考に、理想のスイングを手に入れてスコアアップを目指していきましょう!

まずは飯島茜プロに、飛ばせるアドレスを教えていただきました。

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飛ばせる構え

少しハンドファーストにすると右ヒジが少し曲がり、右ワキ腹につく。グリップは右手が下にくるが、この「少し曲げる」によって、バックスイングで右ヒジがたたみやすくなってクラブがスムーズに正しい軌道で上がっていく。「スムーズなバックスイングは重要です。トップやダウンスイングの形や軌道がよくなりますからね!」と飯島。

自分目線ではシャフトが「真っすぐ見える」が〇

飛ぶ構えは自分の目線で見たときに、手元が体の真ん中にきていたり、ハンドファーストがきつすぎてシャフトが傾いて見えるのは×。ドライバーはボール位置が左寄りで手元を少しハンドファーストにするため、シャフトが真っすぐに見えるのが〇だ。

飯島 茜
●いいじま・あかね/1983年生まれ、千葉県出身。155cm。国内メジャーを含むツアー通算7勝。現在は千葉県市原市の森永高滝ゴルフアカデミー、東宝調布スポーツパークでレッスンを行なっている。サーフビバレッジ所属。

次に、星野豪史コーチのパット上達レッスンです。

オンプレーンとフェース開閉の度合いはライ角が教えてくれる!

ドライバー

クラブのなかで一番長いドライバー。ライ角どおりに構えるとシャフトの傾きが一番きつくなり、ヘッドが描くイン・トゥ・インの円弧もきつくなる。そのぶん、フェースの開閉度合いも自然と大きくなる

7番アイアン

ライ角どおりに構えると、ドライバーよりもシャフトが立ち気味になり、スイング軌道はアップライトになるのがオンプレーン。ヘッドが描く円弧とフェースの開閉度合いはドライバーよりもゆるやかになる

パター

シャフトが地面と垂直ではなく、ライ角なりに傾いているぶん、真っすぐではなくややイン・トゥ・インに動くのがオンプレーン。フェースの開閉度合いも少ないが、終始目標に対してスクエアではない

ストロークで大切なことは「オンプレーンで振る」ことと「芯で打つ」ことです。パターをパームグリップで握り、前腕とシャフトを一直線にするとオンプレーンで振る準備ができますが、振り出してからも正しいプレーンを描くことを意識してください。

スタン・アトレーからもいわれました。「ゴウシ、キミはショットやアプローチではプレーンを気にしているだろ? なぜ同じくらいパットでもプレーンを意識しないんだ」と。ショットとパットを別物として考える人もいるでしょう。しかし、そう考える、または考えなくてはいけない人ほどパットが苦手で、構え方や握り方、パターも長尺など、変則といわれる形になり、イップスにもかかりやすい。スイング(ストローク)は、ドライバーからアプローチまで、ではなく「パットまで全部一緒」が理想で、プレーンはクラブなりのイン・トゥ・インが基本なのです。

星野豪史
●ほしの・ごうし/1972年生まれ、東京都出身。94年に渡米し、ゴルフ理論を学ぶ。最新のスイングを研究し、プロや一般アマチュア、ジュニアを指導。東京都・虎ノ門の54GOLF CLINIC代表。

次は、遠藤将也コーチのスエーを起こさず飛距離を伸ばすコツを教えていただきました。

右ヒザを無理に固定するとスエーしてしまう

右足を伸ばしながらクラブを振り上げる。右足を使っての飛ばしは、バックスイングからはじまっているのだ!

飛ばそうとして、右足、とくに右ヒザの位置を固定し、上半身と下半身の捻転差を大きく広げるバックスイングをとる人がいますが、これはかなり体がやわらかくないと不具合が起こる。飛距離アップには回転軸のキープが大事なのに、右ヒザが動かないように我慢をすると、体が右にズレるスエーが起きてしまうのです。

バックスイングからトップにかけては、右ヒザの位置や角度をキープせずに伸ばしてOKです! 体が大きく回せるし、大きく回転しても軸がズレにくくなります。

右ヒザを伸ばしながらトップへ。軸の位置を保ったまま体を大きく回しやすい。ダウンスイングでは、クラブをインへ振り下ろすスペースもできる

無理に右ヒザを固定すると、上体が右にズレるスエーが起こりやすい。上半身だけを回すと回転不足だと感じてしまい、手を使って振り上げてオーバースイングになることも。クラブを切り返しにくいので、飛ばないカット軌道にもなりやすい

遠藤将也
●えんどう・まさや/1994年生まれ、長野県出身。東京国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。レッスンはインスタグラムアカウントen.dwu_のDMで受付中。首都圏の練習場やコースでのラウンドレッスンを行なっている。

最後に、吉本巧コーチのアーリーリリース改善レッスンをご紹介!

腰の回転量が重要

腰の左側をうしろに引くように回せば手元もつられて左に動くので、タメがほどけたヘッドファーストの形にならない

アーリーリリースは直そうとする前に、腰がきちんと回っているかをチェックするのが先。上の写真は同じ手首の運動量でスイングしていますが、左(×)はアーリーリリースに見える。しかし、右(◯)のように腰をきちんと回せばアーリーリリースには見えません。つまり、問題は手首ではなく腰の回転量なのです。

この欠点に気づかず、無理に手首でタメを作ろうとすると、手首が悪い動きをしてしまう。ガンバってタメを作っているのに、飛ばない、右に飛ぶ、すくい打ってしまう人は、手首より腰の回転に要注意ですよ!

インパクトが薄い、飛距離が出ない、すくい打ちやフェースが開いてちゃんと当たらない。これらはタメが作れないからではなく、タメを手首で無理に作ろうとしているのが原因になっていることが多い

吉本巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の表参道ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。

いかがでしたか? この記事を参考に、ドライバーを攻略していきましょう。

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