「ボールを完璧にミート」稲森佑貴のアイアンスイングをプロが解説

スイングは「体」と「クラブ」のどちらを主体に振ればいいのか? 男子プロのアイアンスイングからその答えを導き出す! 稲森佑貴さんのテクニックを見ていきましょう!

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どちらが主体でもコンパクトが◎

3 体主体でもオーバースイングにならないように注意
5 体の回転を先行させて手元でクラブを引っ張るイメージで打つ

クラブ主体と体主体のスイングは、どちらかが正解ではなく、両方のよさを取り入れた自然なスイングを目指すのが理想。その両方をいい塩梅で取り入れているのが稲森選手のスイングです。この写真はラフから打っていますが、ボールを完璧にミートしていますね。

❻のインパクト後を見ると、ヘッドが地面に刺さらないように手首をうまく使っています。体とクラブの両方を使うにしても、ミート率を上げるにはコンパクトなスイングが不可欠です。トップをスリークォーターの位置で止めていますが(❸)、アマチュアはラフだけではなく、フェアウェイからでもこのくらいコンパクトなスイングで打ってOKなのです。コンパクトでも体はしっかり回っています。体を先行させた状態から手元を引っ張るようにクラブを動かしている(❺)。

こうすると、低く長いインパクトができるのでミート率がアップします。パワーを効率よくボールに伝えつつ曲がらない、飛距離と方向性を両立させた打球が打てます。

いかがでしたか? “体”と“クラブ”主体のいいとこどりをしましょう!

稲森佑貴
●いなもり・ゆうき/1994年生まれ、鹿児島県出身。169cm、68kg。22年シーズンは中日クラウンズとJAPANPLAYERS CHAMPIONSHIPby サトウ食品で優勝。フェアウェイキープ率は、7季連続1位を記録。国際スポーツ振興協会所属。

解説=横山清人
●よこやま・きよと/1980年生まれ、熊本県出身。03年プロ転向後、陳清波に師事。現在は東京都三鷹市の東京ゴルフスタジオ、松屋銀座ゴルフテラス、フォーシーズンズゴルフガーデンなどで多くのアマチュアをレッスン。

写真=田中宏幸

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