SWか9I、冬芝はどっちで寄せるのが正解?ゴルフコーチが解説

クラブをもっと上手に使ってスコアアップ! 

今回は、鈴木貴之コーチに“アプローチ”での“二刀流”について解説してもらいました。

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アイアンはロフトが立っていてバンスが小さいからやさしい

ウエッジ(左)よりもアイアン(右)のほうが、ロフトが立っていてボールを前に飛ばしやすい。またアイアンはバンスが小さいので、薄いライでもソールが跳ねにくい

寄せやすさだけでなくミスしにくさも考えて番手を選ぶ

薄い芝でもアイアンならザックリしない

アプローチでも“二刀流”は大事です。いつもSWやAWしか使わないと、攻め方が限定されてしまいます。できればもう1本、9番アイアンくらいのクラブを持って行きましょう。

9番アイアンでの転がしは、意外に多くの場面で有効です。ピンが奥にある場合などグリーン面が広く使えてランニングアプローチがしやすい場面や、本来なら球を上げたいようなピン位置でも、冬の花道のように芝が薄くてザックリしそうなライやSWではボールの下をくぐってしまいそうなラフなどでは、ロフトの立ったアイアンのほうがミスなく打ちやすいのです。

「SWのほうが寄りそうだ」と思っても、ちょっと立ち止まって「9番アイアンのほうがミスしにくいのでは」と考えてみてください。意外に活用できる場面は多いはずです。

冬の薄芝はとくにアイアンの転がしが便利!
左右均等・等速でパターのように振る

転がすとしても、ボールを右に置きすぎたり上から打ち込むのはNG(×)

9番アイアンで転がすときは、スタンスを狭めてボールの近くに立ち、あまり手首を使わずにパターのように横からボールをヒットしよう。左右均等・等速でスイングするのがポイント

いかがでしたか? 今回は鈴木さんに「アイアンの活用法」を教えてもらいました。ぜひ、この記事を参考にしてみて下さい。

レッスン=鈴木貴之
●すずき・たかゆき/1997年生まれ、千葉県出身。石井忍が主宰する「エースゴルフクラブ」で、一般アマチュアやジュニアゴルファー、プロの卵を指導。シニアツアーで父(プロゴルファー鈴木亨)のキャディを務めることもある。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉国際カントリークラブ【PGM】

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