100ヤードの距離からミスなく寄せるコツ8選!プロが徹底解説
100ヤード以内は短い距離だけにピンにきちんとつけたいが、距離感がつかめずに大きなミスが出てしまう危険も高い!
そこで、プロゴルファーの竹内大さんに「ミスせずにピタッと寄せるための最重要ポイント」を解説してもらいました。
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100ヤード以内の距離はミスが出やすい
「100ヤード以内の距離が苦手」というアマチュアは多いはず。スイングの途中でゆるんでしまってダフったり、トップしてオーバーしてしまったり…。どこに気をつければいいのでしょうか?
とくに竹内プロは「50から70ヤードの中途半端な距離を打つときは、距離に対して大きすぎるバックスイングは厳禁」だといいます。
「飛びすぎを警戒して無意識にダウンスイングがゆるみ、大ダフリなどのミスが出ます」といいます。
「かといって振り幅を抑える意識が強すぎると、手先でスイングを加減しがちで、これも大きなミスを生みます」とのこと。
では、どのようにスイングをすればいいのでしょうか? 重要なのはアドレスだそう。
100ヤード以内の打ち方
小さく構えて左足を引けばゆるみが防げる!
そこで重要なのが、クラブを短く持ってスタンスを狭めること。これだけでスイングは自然とコンパクトになり、振りすぎを防げます。このとき、左足を半歩引いて構えてみてください。
体が左に回りやすいうえ、下半身のスエーを防ぐストッパーにもなるので、ゆるまずコンパクトに振りやすくなります。
左腕は地面と水平、シャフトは垂直が60ヤードの目安
振り幅の目安は、一般的なアマチュアの場合、58度のウエッジで60ヤードなら腕が地面と水平、シャフトが垂直。
このバックスイングの大きさを基準に、少し大きめ、少し抑えめでアレンジすれば、中途半端な距離もバッチリです。
体は動かすが“みぞおち”が上を向かないように注意
大振りにならないようにコンパクトに構えたら、あとは手打ちに注意しながら振ります。
やはり胴体をしっかり回してスイングすることが肝心ですが、「体を回せ」というと過剰になって、伸び上がったりスエーする人が多いので、そこにも注意が必要です。ポイントは、バックスイングで胸が右へ45度、ダウンスイングではそこから90度回ってアドレスよりも左へ45度向くまで動かすこと。
このとき、みぞおちの向きを意識してほしいのですが、トップやフィニッシュでみぞおちが横や上を向かず、地面を指し続けていることが重要です。
手の力感は強くしない
もうひとつのポイントは、手の力感を強くしないこと。右手の親指と人差し指をグリップから離せるくらいの力感でスイングできれば、リキんでミスすることはなくなります。
オーバーを恐れずゆるめず振る
スタンスを狭め、グリップを短く持って飛ばない構えを作っているので、決めた振り幅をゆるめずに振り切ることができる。
ピン奥、花道を使えるなど“転がせるとき”の打ち方
同じ50から70ヤードの中途半端な距離でも、ピンが奥、グリーンの上り傾斜が急なときは、ランを使ったほうが寄せやすく、先ほどとは反対に「右足を少し引く」打ち方が有効です。ボールを右寄りにセットすると出球が低く強めに出る。ボールが止まりすぎずに適度に転がるので、ショートせずに突っ込めます。
左足を引いて打つ場合よりもロフトが立つぶん飛距離が出るので振り幅は抑え気味にする必要がありますが、アマチュアにありがちな「ベストポジションからショート」という悔しい結果を防ぐのに役立ちます。
右足を少し引いてボールはさらに右
スタンスは狭めで、右足をやや引いて構える。左足体重で立ち、ボールは右足ツマ先よりもさらに右に置く
バックスイングは自然とややインに
クローズスタンスになるぶん、バックスイングはややインサイドに上がってOKだが、手先でインに引かないように注意!
フェースの向きを変えずに振り抜く
フェースを返すと引っかけやすいので、自然なインサイド・アウト軌道で、フェースの向きは変えないイメージで振ろう
いかがでしたか? この記事を参考に、100ヤード以内から寄せワンを量産していきましょう。
レッスン=竹内大
●たけうち・だい/1996年生まれ、埼玉県出身。日大ゴルフ部出身で、17年にプロ入り。今季はABEMAツアーを主戦場とし、「JPCチャレンジin福井」では4位タイに入るなど活躍。明建所属。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
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