武井壮、「ビックリですわ」人気女子プロのショットの精度の高さに驚愕！

百獣の王こと武井壮が、ツアープロを目指していろいろな経験を積むのがこの企画。今月は篠原まりあがゲスト出演。

９ホールを回ったが、ドライバーからアイアンまでのショットの精度の高さに驚愕！

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ラフ、バンカーからも全部グリーンオン！パーオン率100%の女子と ハーフプレー＆トーク

武井　たくさんのプロがこのコーナーにきてくれましたが、ショットの精度の高さにビックリですわ。
篠原　「ショットは」ですね（笑）
武井　何度もバーディチャンスにつけていました。何勝もしているプロでも、だいたいハーフを回ったら１度くらいはグリーンを外すことがあるのに。
篠原　飛ばないので方向性のよさが長所ですが、弾道測定器で測ったデータの、たとえばインパクトでのフェースアングルをゼロにしてといわれたら、ゼロに近づける自信はあります。１度オープンにするならほぼ１にもできます。
武井　ホールに合わせて、フェードもドローも打っていましたもんね。
篠原　フェアウェイキープ率は高いほうで、今日はセカンドもうまくいきました♪　でもアプローチとパットが……。これからの課題ですね。
武井　全部パーオンするから、今日はアプローチを見る機会がありませんでしたが、あの球筋がまったくブレないショットの秘けつが知りたいですね。
篠原　ヘッドの位置やフェースの向きを感じることですかね。
武井　スイング中に、それらをはっきりと感じている？
篠原　はい。全部わかります。ヘッドがどの位置にあって、フェースがどのくらい返ってきているのか。
武井　僕はその感覚がなくなってしまうことがあるのですが、どこでどう感じているんですか？
篠原　左手です。左手だけフックグリップの度合いが強いんですが、それがセンサーになっていてコントロールしています。
武井　僕の左手もフックグリップなんですが、クラブが寝ちゃったり、フェースを返さずに振ってしまったりすることがよくおきてしまいます。
篠原　私は右利きなんですが、片手打ちをするとあきらかに左手のほうが得意で、左手で短い距離をっても低い球が打てるんですよ。左手だけだと上体が浮きませんし、スタンスはオープンのほうが気持ちよくて、体の左側のあいているスペースにもっていく、というよりもっていかれるような動きで振ると真っすぐ飛びます。
武井　体を左にしっかり回していく感じですか？
篠原　そうですね。だから私はインパクトでの上体の開きが人より早くて、それに手がついてくる感じです。フェースを返そうとしたことはこれまで１度もなくて、勝手に返ってくる。手で返す意識はありません。
武井　とはいえ、篠原プロのように体を回せば、誰でもそうなるものではないですよね？
篠原　感覚派なのでうまく説明できないかもしれませんが、右手を使ってしまうと右肩が下がるクセがあって、ダフッたりする。左手でボールを打ったあとに腕を伸ばしていく練習をしてたら、これならクラブを上手にコントロールできると思ったので、左手１本で打つ練習がいいと思います。
武井　番手は？
篠原　私は力がないので操作しやすい短いクラブ。ＰＷか９番アイアンがよかったです。ライン出しも得意になったし、通常のフルショットでもフェースの向きがズレて危ないと感じても合わせられるようになりました。
武井　先ほど「左手１本でも低い球が打てるように」といってましたが、低い球がいいんですか？
篠原　そうですね。ロフトどおりの高い球を打つよりも、低い球で30から40ヤードを打っていました。あと、思ったよりも左に振り抜いていったほうがいいこともわかりました。ヘッドを真っすぐ出そうとすると右に飛んでしまう。左に振って「真っすぐ飛ぶんだ！」とわかると、左に振り切れるようになります。

武井　そういえば、スタート前の練習でも片手打ちをやっていましたよね。試してみるかぁ。早速今夜、練習場に行きます！
篠原　私からも質問いいですか？　そうやってすぐに練習に行ったり、大成功している人なのに「まだまだ足りない。手に入れたいものがある」ってインスタとかでいっているのを拝見していますが、なぜそんなに向上心が高いんですか？
武井　シンプルにもっと幸せな暮らしがしたいからです。ゴルフはこれから20年先まで楽しめますが、高い技術があったほうがもっと楽しめる。テレビ番組もそうで、せっかく呼んでもらったのに、まったく知らないことがテーマだったりするとただ出ているだけになってしまってつまらない。毎日１時間くらい勉強をして、知らないことを調べておくとそのトークができる。そのほうが番組スタッフも視聴者もよろこんでくれる。僕も含めてみんなプラスでしかないんですよ。
篠原　私は、高校を卒業して18歳でプロになって、大企業の社長さんとゴルフができたり、成績が出ているとたくさんの人からすごいねって褒められたりします。それはとてもうれしいし、幸せなことなんですが、22歳くらいのときにふと、人として成長せずに歳だけとっているんじゃないかと思うようになったんです。
武井　ゴルフは成長しているけど、社会人としては成長していない？
篠原　そうです。社会のことを知らない、常識がなくても「プロゴルファーだから」という理由で許されているのはダメなんじゃないかと。ゴルフができなくなったときにこれでいいのか。でもゴルフしかできないから、ゴルフで人間性を高めるには、どうしたらいいのか悩んでいます……
武井　あんまり考えすぎなくていいのでは？　まだ20代半ばですし。今より、もっと手に入れたいと思って、そのための活動をして、実際に手に入れたら、人間的にどうこうとかを超えた何かが勝手に身についてくるから。今よりもすごい選手になることを目指して、この子は素敵なゴルフをする、取り組み方も素晴らしい、となったら、回りも変わるし自分も変われます。
篠原　武井さんが私くらいの歳のころはどうでした？
武井　人間的には全然でしたよ！　しかも考え方は子どものころからまったく変わっていません（笑）。ただ、芸能界に入る前よりも、入ってお仕事をいただけるようになってからは、アスリートや若い男の子から「武井さんみたいになりたいです」なんていわれるようになって、自然に「ちゃんとしなきゃいけないな」という気持ちになったんです。
篠原　立場が人を作る、みたいなものですかね？
武井　そうですね。篠原プロもこれから優勝したりして、もっと注目されたり話題になるでしょうけど、そういうのがないうちに人間性だけをよくしようとするのは難しいと思います。
篠原　本懐を遂げる。今はもっとゴルフと向き合っていけばいいのか……。武井さんにいわれるとモチベーションが上がりますね。
武井　僕はモチベーションしかない（笑）。まだまだやりたいことだらけで、毎日が楽しいし、もっと幸せに過ごせるようになりますよ！
篠原　私もガンバります！

いかがでしたか？　ふたりの活躍を一緒に見守っていきましょう！

写真＝田中宏幸　協力＝日神グループ 平川カントリークラブ

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