グリーン周りから”3打以内”で上がる方法とは?シングルのゴルフライターが伝授
ゴルフ友達のHさんは元ノンプロ野球の出身で、60歳を過ぎた今も、ドライバーは軽く振って260ヤード近く飛ばす。ただし「当たると」という接頭語がつく。そしてもう一つ、メッチャという接頭語がつくほど、超アプローチ下手。
先日も512ヤードのパー5で2打目をグリーン脇まで運びながら、3打目ダフリチョロ、4打目トップして5オン2パットのダボ。対して、わたしのほうは4オン1パットのパー。こんな具合だからHさんとのラウンドは楽しくて仕方ない。ラウンドのたびにチョコレートをもらってばかりだから、さすがに気が引けて、ゴルフ場からの帰り道、グリーン周りから3打以内で上がる方法を伝授した。
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アプローチに強くなる3つの方法
やり方は次の3点。
・テークバックでヘッドを上げない
・極力、ランニングで寄せる
・下りのパットを残さない
そもそもダフリチョロをしない方法だが、飛行機が墜落するのはなぜか? この答えは「飛び上がるから」だ。空中に飛び上がらず、滑走路をぐるぐる回っていれば、飛行機は決して墜落しない。アプローチのダフリチョロもこれに似ている。なぜダフるか。ヘッドを後方に高く上げるからだ。上げて落とすから、ヘッドは地面に刺さってダフリチョロになる。逆にヘッドを上げずに「低く、低く」動かしていれば、ヘッドは決して地面に刺さらない。それにはどうするか?
ターゲットラインに沿って真っすぐ後方に引き上げるから、ヘッドは空中に高く上がる。言い換えると、真っすぐ後方に引くのではなく、インサイドに引き、「イン―アウト」にストロークする。そうすればヘッドは芝生の先端を擦りながら「低く、低く」動く。その際、フェース面をターゲット方向に向けておけば、球はターゲットに向かって飛び出す。ボール位置は右足前。ややハンドファーストに構え、イン―アウトにストロークする。そしてストローク中、ヘッドを芝生が擦れる高さでキープする。これならダフリチョロのミスはまず出ない。
2番目の「ランニングで寄せる」は、バンカー越えでもないかぎり、まずランニングで寄せられないかを考えよう。ボールを上げて止めるアプローチは、決まるとカッコいいが、難しい。ただし、転がすといっても、グリーンの外からは決してパターを使わない。どんな状況であれ、アイアンで転がす。ウエッジでミスしやすいなら8Iや9Iを使ってパッティングの要領でストロークする。そのほうが間違いなく、早く上達する。
そして最後、必ず上りのパットを残す。カップの1メートル上に付けるより、3メートル、ショートして下に付ける。そのほうが、パットがやさしく、3パットが激減してスコアメイクしやすいからである。この3 点をきっちり守って慣れてくると、グリーン周りから2打で上がれるようになり、エイジシュートが俄然身近になる。
グリーン周りから3打以内で上げる方法を、高橋健二さんに教えてもらいました!今回のレッスンを実践して、エイジシュートを身近なものにしましょう!
高橋健二
●たかはし・けんじ/1948年生まれ。ゴルフライターとしてレッスンやクラブ情報などを執筆。 HC8。
イラスト=丸口洋平
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