【どれが正解?】コロがしで寄せるべきなのは…!? プロが寄せる方法をレッスン
グリーン周りでは、まずは「パターが使えないか」と考えるのが基本。
ライなどに問題があり、パターは使えないが転がせる場合は「フックで寄せる」。そのコツを小泉正樹さんに教えてもらいました!
【あわせて読みたい】飛ぶ&曲がらないシャフトはどれ?最新5モデルをレッスンコーチが試打解説!【2022年版】
ボールを右に置きインサイド・アウトで転がして寄せる
フック打ちで寄せるアプローチは、ボールを右足ツマ先前にセットし、ハンドファーストに構えます。スタンスや体の向きはスクエアでOKですが、ボールを右寄りに置くぶんフェースの向きは少しかぶります。
スイング軌道は若干のインサイド・アウトですが、真っすぐ引いて右方向に振っていくような感覚がちょうどいいでしょう。体は止めずにフットワークを使ってしっかり回転してください。フェースは閉じ気味に使いますが、フェースを「返す」というよりは卓球やテニスなどでドライブ回転をかけるときのようなイメージで、ボールを包み込むようにとらえましょう。
寄せの場面では、まずはこちらがファーストチョイス。パターがダメならフック打ちで寄せられるか考えてみましょう。
パターがダメなら次はフックで考えよう
花道・上り 花道からのアプローチでエッジまで多少距離がある場合などは、パターは使いにくいのでフックで転がして寄せたい。上り傾斜が強い場合などにも有効。
ピンまで距離のある下り 下り傾斜でもボールがエッジから近くピンまでの距離があるような場面では、フック打ちのアプローチでランを使って寄せるほうが確実性は高い。
エッジ近くのパターが使えないライ ボールがエッジから近く、パターを使いたいような場面でも途中の芝の状態が悪いと転がりが計算しにくいので、ウエッジでフックを打って寄せる
いかがでしたか? ぜひ実践してうまく寄せてみましょう!
レッスン=小泉正樹
●こいずみ・まさき/1995年生まれ、千葉県出身。千葉県ジュニアや千葉県アマのタイトルを獲得し、17年プロ入り。昨年はQTファイナルまで進出。今季はABEMAツアーを主戦場にレギュラーツアーにも出場。フリー。
構成=鈴木康介 写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
【あわせて読みたい】
スライスやフックを活かす方法とは?プロコーチが教えるマネジメント術