フックの原因は?“簡単に修正する素振り”をプロコーチが解説

じつは、真っすぐ打たなくてもスコアはよくなるのです! 「スライスやフックは武器にもなります!」という目澤秀憲コーチが、持ち球を活かしてスコアアップする上達法をレッスンします。

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だめフックになる原因:アッパーブロー、インサイド・アウト軌道、フェースの閉じすぎ!

だめフックを改善するには「右手1本打ち」が効果的

スライスを鍛える左手1本打ちとの違いはヘッドの高さ。右手背屈をキープすることでヘッドが高い位置へと上がる。フォローでもヘッドを高い位置へ振っていく。

大きく曲がりすぎる、だめフックになってしまう原因は右の3つ。これらの動きを抑えるには、スライスとは反対の「右手1本」で打つ練習、または素振りが効果的です。右手1本でクラブを持つとき、グリップは手を少し上からかぶせるように握ってください。手元はややハンドファースト。右手を軽く背屈させた形で構えます。

スイングは左手1本と同様にコンパクトでいいので、ダウンスイングは右手を上から下ろしてください。すると、フェースを大きく返さずに振れます。インパクトゾーンをすぎたらクラブを左(背中側)に振ると、インサイド・アウトになりすぎる軌道も直ります。

両手でグリップしたときも、この右手1本打ちの動きを消さずにスイングすると、フックが強くなりすぎる要素を抑えられるので、左への曲がり幅が小さくなります。

いかがでしたか? この記事を参考に皆さんもスコアメイクできるフックを鍛えましょう。

レッスン=目澤秀憲
●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、埼玉県出身。5歳からゴルフをはじめ、ツアープロを目指すが、コーチングに魅力を感じ24歳から指導者の道に進む。男女ツアーのトッププロのコーチを務め、日本人初のマスターズ制覇や今季は河本力のツアー初優勝にも貢献。

写真=田中宏幸
協力=キングフィールズゴルフクラブ

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