「7番で200ヤードも飛ぶ」ってマジ!? “飛距離特化”アイアン4選【アクセス数記事トップ3】
今回は、「ワッグルONLINE」で10月上旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のギア記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
【あわせて読みたい】「飛ぶ」と噂の“新ドライバー” を鹿又が試打してみた…結果は…?
第3位:
パターの“重心”について石井良介プロが徹底解説!深重心がいいの…?浅重心がいいの…?
「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!
あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!
今回は「浅重心パター」「深重心パター」について、石井良介プロが解説してくれました。
解説するギア
オデッセイ ELEVENシリーズ
大型マレットでありながら、ヘッド前方に重量を配分した「浅重心設計」によって、操作性を向上したモデル
オートマチックに動くのはデメリットになる!?
大型マレットパターのよさは、重心位置がヘッド後方の深い位置にあり、ストローク中に自然とボールを押してくれるように動くことです。テークバックが引きやすく、インパクト以降のフォローではヘッド軌道がアッパーになりやすい。そして、慣性モーメントが大きいためヘッドがブレにくいという効果もあります。
ところが、ヘッドがオートマチックに動くという特性が、逆にプレーヤーにとって操作しにくいというデメリットになる場合もあって、それが距離感を出しにくくすることもあります。
思ったぶんだけ動かしやすいのが浅重心のメリット
大型マレットでありながら、「ELEVEN」のようにヘッド重量の大部分を前方に配分した浅重心のパターが登場してきました。深重心パターとの違いは、ストローク中にヘッドを動かす力が小さくて済むこと。そのため同じ形状であっても、より操作がしやすくなるのが特徴です。
自分でヘッドをコントロールしたいプレーヤーが、大型マレットの構えやすさを活かしつつ、扱いやすいパターといえます。操作性よりもオートマチックにパターを振りたいなら、これまでに多い深重心マレットが適しているでしょう。
ここに注目! 見た目どおり「重心が深い」ほうが振りやすい?
重心が浅く、操作性も高い大型マレットは画期的なパターだが、後方に伸びたデザインなりに重心が深いほうが、重心の位置や後方の重さを意識しながら振れるので、振りやすいと感じる人もいるだろう。
ギアの振りやすさを重視する際にはぜひ、この記事で紹介したギアに注目してみてください!
解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!
構成=コヤマカズヒロ
写真=相田克己
アクセス数第2位の記事はこちら。
第2位:
アイアンの“失敗しない”選び方!専門家が教える“8つの判断項目”とは?
10年振りにニューアイアンを買う人、必見!
クラブのなかでもっとも買い替えないアイアン。買い替えどきはいつで、何にしたらいいかをカノマタが徹底解説!
多様化するアイアン選びは求める機能を“2つ”に絞って打ってみる!
アイアンはある程度は長く使ったほうが、スイングの感覚や距離感が馴染んでくるクラブ。しかし、10年以上前のモデルを使っている人は、ぜひ買い替えを検討してください。最新アイアンはあきらかに古いアイアンよりもミスヒットの寛容性や飛距離が進化しているので、アイアンに求めたいパーオン率が高くなります。
アイアンを購入するときには、機能や特徴が多様化している点に注意してください。大手メーカーだと10モデル以上のアイアンが発売されています。どれにしたらいいか迷ってしまう人も多いですが、大切なのはアイアンに求める要素を2つに絞ること。今回は私が8項目を提唱しましたので、そのなかから2つを選択して、アイアン選びをスタートしてみてください。
ミスの寛容性:ミスヒットに強いモデルがほしい
ミスの寛容性と操作性は表裏の関係。ミスに強いのは大型ヘッドのフルキャビティタイプだが、逆にミスにシビアなマッスルバック系ほど打球を曲げやすく、操作性が高い
飛距離:今より飛ばしたい? もっと安定させたい?
飛距離を優先するときの基準は、今、使用中のアイアンより飛ばしたいのか、同じ飛距離でいいのかを考える。飛ばしたいときはどのくらい飛ばしたいのかも明確にする
デザイン:正直、性能よりも見た目が大事
性能よりデザインを優先するアイアン選びもアリ! そんな人は気に入ったバックフェースのアイアンのなかから、自分のヘッドスピードや腕前にあったモデルを試そう
弾道:高く上がってほしい? 強い中弾道が好み?
弾道を優先項目に入れるときに意識するのは、球の高さと強さ。高弾道のアイアンほどスピンが効きやすく、ゆったり飛ぶ。中弾道系はスピン量が抑えめになりやすい
素材・製法:やっぱりアイアンはフォージドが好き
軟鉄素材のヘッドが好きだったり、ロフト角・ライ角調整がしたい人はフォージドアイアンがオススメ! 最近はフォージドアイアンでもミスに強いモデルが増えた
ロフト:ストロングロフトはあり? なし?
最新アイアンは全体的にストロングロフト化されているので、ロフトを優先する人は7番でロフト30度未満でもOKか、30度以上の寝ているロフトがいいのかを選択する
打感:心地よいソフトな打感はゆずれない
打感や打音を最優先にする人は、心地よく感じるもののなかから飛距離やミスの寛容性など、もうひとつほしい機能を手に入れられるモデルを選ぶ。欲張りすぎは禁物だ!
ヘッドサイズ:シャープな小顔か大型ヘッドの安心感か
顔やヘッドサイズを重視する場合もさまざまなタイプがあり、小振りなストレートネックが構えやすい人もいれば、大型ヘッドのグースネックに安心感を得る人もいる
ニューアイアンを購入する際には、ぜひこの記事を参考にしてください。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
今回紹介する14モデルでも7番アイアンのロフト差は6度以上!飛距離を優先する人は、ロフトが何度か必ず確認しよう。
「飛距離」が違うポイントは「ロフト角」
アイアンの買い替えに飛距離求めるゴルファーは多く、今は、アベレージ向けアイアンが飛び系になっているだけでなく、ツアーモデルや軟鉄鍛造のアイアンも昔より飛距離性能が高くなっています。私のヘッドスピード(ドライバーで約42m/秒)でも、7番アイアンで200ヤードを超えるモデルがあります。
飛距離が違う一番のポイントはロフト角です。飛距離性能が高い飛び系の7番アイアンのロフトは28度前後が多い。ですから、球を高く上げたいから7番アイアンのロフトが30度以上あるモデルを選ぶとなると、飛距離性能が損なわれてしまいます。そんな人はもうひとつの項目で「素材・製法」に注目。チタンフェースはロフトが寝ていても高い飛距離性能をもっています。飛ぶことを最優先なら、単純に7番アイアンのロフトが28度前後のストロングロフトを最優先項目にして、もうひとつの項目を何にするかを考えて選んでください。
「飛距離」を優先する人にオススメの4モデル
つるやワンサイダー Ji :
短尺のハイロフトでも7番で200ヤード!
7番アイアンのロフトが32度で、長さも36.375インチの短尺設計。それでもチタンフェースの高い反発性能によってボール初速が上がり、7番アイアンで200ヤード近く飛ぶ!
SPEC●素材/6-4Ti(フェース)、ソフトステンレス(ボディ)●シャフト/ONESIDER Ji Diamanaカーボン、ELEVATE MPH95スチール●価格/9万3500円~(5本セット・6I-PW)
ダンロップ ゼクシオ 12:
カーボンシャフトは超飛び系!
薄肉のチタン素材を使った反発性能の高いフェースはもちろん、カーボンシャフトのモデルは飛距離性能が高いので、ヘッドとシャフトの相乗効果で飛距離を大きく伸ばせる。
SPEC●素材/チタン(フェース)、SUS630+高比重タングステンニッケルウエイト(ボディ)●シャフト/ゼクシオMP1200カーボン、N.S.PRO 850GHDST for XXIO●価格/11万円~(5本セット・6I-PW)
キャロウェイ ローグST MAX:
フェース素材を変更し飛びの3要素を適正化
AIがボール初速、打ち出し角、スピン量の3要素を適正化するフェースを採用。フェース素材を17-4ステンレスではなく、カーペンター450に変更したことで反発性能も向上。
SPEC●素材/カーペンター450ステンレス・FLASHフェースカップ(フェース)、17-4ステンレス(ボディ)、ウレタンマイクロスフィア、プレシジョンタングステンウエイト●シャフト/ベンタス5 for Callawayなど●価格/13万2000円(5本セット・6I-PW)
グローブライド オノフ AKA:
高い反発性能で下側ヒットでも飛ぶ
オノフらしいシンプルなデザインの大型ヘッド。センターヒットしたときはもちろん、ややフェース下めに当たったときでも高い飛距離性能を発揮。キャリーが伸びるのが魅力。
SPEC●素材/高強度AM355P(フェース、ボディ)、タングステン合金ウエイト(ソール)●シャフト/スムースキック MP-522I、KBSツアーライト100●価格/11万円~(5本セット・6I-PW)
「飛距離」を優先する方は、ぜひこの記事で紹介したおすすめモデルにも注目してみて下さい。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール
いかがでしたか? 他にも魅力的な記事をたくさん公開しているのでぜひご覧ください。
【あわせて読みたい】
飛ばすために練習するならドライバー?SW?どっちがうまくなる…!?
“ハーフベスト37”の上級者がしている練習法とは?「球を見ずに…」とプロがレッスン
“正しいアドレス”の入り方とは?「目線も意識も近く…」とプロがレッスン