正しいアドレスはどっち? 「夏ラフでのFW・UTの打ち方」をレッスン【アクセス数記事トップ3】
今回は、「ワッグルONLINE」で9月に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
【あわせて読みたい】「飛ぶ」と噂の“新ドライバー” を鹿又が試打してみた…結果は…?
第3位:
ゴルフでメンタルを強くするために“絶対してはいけないこと”3つとは?「ミスを…」
エイジシュートも夢じゃない! 人気連載、60歳からの再チャレンジ高橋健二のリボーンゴルフ。
今回は、勝負どころでもメンタルを強く持つ3つの方法についてレポートします!
メンタルが強くなる3つの方法
勝負のかかった上り1メートルのパットにビビる。1発のOBでダダッと崩れる。池を怖がる……。こんな人の大半は自嘲気味に「おれはメンタルが弱くてね」という。だが、そもそも現代人でメンタルの強い人はいない。前にも書いたが、石器時代に猛獣に石斧だけで立ち向かった人のメンタルは強かったかもしれないが、そういう人の遺伝子はとっくに死に絶えている。では、メンタルの弱い人と、強い人では、どこが違うのだろうか。観察すると、メンタルが弱いと思っている人にはいくつかの共通点がある。
●ネガティブ思考
●ミスを引きずる
●愚痴・言い訳が多い
この3つを克服すれば、メンタルはかなり改善される。私自身が実践者だからだ。まず上り1メートルのパット。若いころの私は、入れて当たり前の距離をよく外した。「入れて当たり前なのに、外したら恥ずかしい」と、打つ前に、外したときのことばかり考えていた。だから手が動かず、打ち切れない。これは逆に考えるようにした。「外したら恥ずかしい」→「入れたら楽しい」同じようにコンペのスタートホールも、「大勢に見られていてミスしたらイヤだな」→「ナイスショットしたときに誰も見ていなかったらつまらないな」考え方をポジティブ思考にすることで気持ちが楽になり、手が動くようになった。
2つめのミスを引きずらない方法は、歌を唄うことで、気分転換できる。当たりが悪くて池に入れた。当然、悔しい。が、いくら悔やんでも、打つ前には戻れない。そんなときは、ボールが入った池の淵まで歩きながら歌を唄う。私の持ち歌は堀内孝雄の「冗談じゃねえ」。プレー中にミスショットした自分に腹が立ったら、声に出さずに口ずさむ。それを習慣にしていたら、一時的にカッとなっても自然に感情が収まるようになった。
3つめは、ミスショット直後の「あ〜、う〜」を我慢するようにした。ティーショットをフェアウェイにナイスショットした。ボールのところに行ってみたら、ディボット跡に入っていた。そんなときも愚痴らず、フェアウェイにはディボット跡があるのが当たり前と言い聞かせて我慢する。バンカーの目玉も同じ。バンカーに入れたボールは目玉になるのが当たり前と言い聞かせ、どう脱出するかに気持ちを切り替える。言い訳すれば、ボールが元の状態に戻るのなら、いくらでも言い訳するが、そんなことはないのだから我慢して切り替える。そうしたら感情が波立たなくなり、淡々とプレーできるようになった。多くの人は、こういう立ち居振る舞いをメンタルが強いというのだ。
そしてもう1つ、アドレスに入る前にボールのライをしっかりチェックし、「出るとしたらこんなミスかな」とあらかじめ予想して臨む。
これで愚痴も言い訳も出なくなり、ミス自体が激減する。ご参考までに。
高橋健二
●たかはし・けんじ/1948年生まれ。ゴルフライターとしてレッスンやクラブ情報などを執筆。HC8。
イラスト=丸口洋平
アクセス数第2位の記事はこちら。
第2位:
“プロライン”はどっち…!? スコアアップに直結するパターの「ライン取り」をレッスン!
ラウンド当日、「ミスが止まらない」「いつもは出ないミスを連発する」「うまく打てない状況があった」。そんなときは、このレッスンをチェック!
当日でも簡単にミスの対処ができるので、覚えておくととても役立つ。
今回は坂場プロに「プロライン」について教えてもらいました。
外してしまっても次打が楽!
タッチを調整したら次はライン取りを練習しておきましょう。ライン取りにはプロライン、アマラインのふたつがありますが、もちろんオススメは「プロライン」。
プロラインは「浅く」ではなく「深く」読んで打ちますが、カップを外してしまっても次打の距離が短くなるのがメリットです。このときのタッチも、先ほど練習したジャストタッチで打ってください。曲がるラインは曲がり幅や曲がる頂点がどこになるのかをイメージしますが、ジャストタッチの距離感で予想するとライン読みの感覚もよくなります。
また、ちょうどの距離のジャストタッチなら、少しオーバーやショートしてもタテ距離が大きくズレない保険をかけられます。
カップインの入り口は裏口ではなく表口から!
カップインの入口には「表口」と「裏口」がある。フックラインを例にあげると、カップまで曲がるラインに沿って斜めに2分割したとき、右半分が表口、左半分が裏口になる(写真左)。この表口から入れるライン取りが「プロライン」。カップインの入り口が広がり、カップからショートしても遠ざかっても、裏口から入る「アマライン」よりもカップ近くにボールが止まるので、次のパットが楽になる
この記事を参考に、ライン取りを練習しておきましょう。
レッスン=坂場大希
●さかば・ひろき/1997年生まれ、東京都出身。双子のレッスンプロとして活動し、神奈川県相模原市の「ふたごるふアカデミー」で一人ひとりに合った上達法をレッスン。また、骨を意識して正しい体の使い方を教える「ゴルフ上達関節調律師」の資格ももっている。
写真=村上悦子
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:
正しいアドレスはどっち…!? 「夏ラフでのFW・UTの打ち方」を森山コーチがレッスン!
芝が元気な夏は、ラフが伸びて厄介だと感じる人は多いでしょう。夏芝に負けずに、 しっかりボールを飛ばすコツを森山錬コーチに教わりました。
今回は夏ラフでのFW・UTの打ち方について教えてもらいました。
FW・UTで飛ばしたいなら開いて構えるがオススメ
先に説明したように、ボールの下に空間のあるライなら、ラフからでもFWやUTを使って飛ばすことができます。ロフトの立った3Wはオススメできませんが、ロフトが寝ていてボールの上がりやすい5W以下のクラブであれば、アマチュアでも十分飛ばせます。この場合もポイントはフェースターンです。
FWやUTは、アイアンのような感覚でフェースターンしにくいので、最初から少しフェースを開いて構えるのがコツ。開いて構えたものを、閉じながらインパクトする感覚でスイングしましょう。もうひとつのポイントは、レベルな軌道で払い打つこと。上から打ち込んだり下からのあおり打ちにならないよう、大きなスイングアークでボールを真横からヒットするイメージでスイングしましょう。
グリップエンドを遠くに押し出す感覚
大きなアークで振るときもノーコックはNG。バックスイングとフォローでグリップエンドを遠くに押し出すイメージで手首を使う
大きなスイングアークで払い打とう!
レベル軌道は大きなスイングアークで作る。手元を遠くから遠くへ動かし、大きな円弧で振ろう
開いておいた状態から閉じるエネルギーを使う
フェースを開いて構えると本能的に閉じながら当てる感覚が出る。このフェースターンのエネルギーを利用しよう
スクエアなままだと当たり負けする
スクエアに当てようとすると、芝の抵抗に負けてインパクト時にフェースが開いてしまう
この記事を参考に、フェースターンのエネルギーを利用して打ち方を習得しましょう!
レッスン=森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。173㎝、61㎏。小学1年でゴルフを始め、ジュニア時代から活躍。19年にレッスン活動をスタートし、現在は都内の「EAST GOLF SCHOOL」でアマチュアを指導する。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
いかがでしたか? 他にも魅力的な記事をたくさん公開しているのでぜひご覧ください。
【あわせて読みたい】
飛ばすために練習するならドライバー?SW?どっちがうまくなる…!?
“ハーフベスト37”の上級者がしている練習法とは?「球を見ずに…」とプロがレッスン
“正しいアドレス”の入り方とは?「目線も意識も近く…」とプロがレッスン