絶対一発で出したい！バンカーから確実に「脱出するコツ」を人気プロ3人がレッスン

ガードバンカーに入ると寄せる自信がない。一発で出るかどうかも怪しい……という、不安な気持ちになる人、必読！

ツアープロがミスを防いで確実に脱出できるバンカーテクニックを指南！

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ミスせずに一発で出す秘けつは？

胸とボールの距離をキープすればインパクトポイントが安定し、ミスせず確実に出せる。

大ダフリで脱出に失敗、もしくはホームランでグリーンオーバーといったミスがよく出る人は、インパクトで体が浮いている（伸び上がっている）可能性が大！　これを防ぐには、「胸とボールの距離」をキープしましょう。

インパクトで体が浮くと脱出に失敗

ボールをすくい上げようとして、体が浮いてしまう人が多い。これではヘッドの落とし場所が安定せず、ミスが頻発する。

構えたときに「胸」を意識し、ボールとの距離（間隔）を確認。実際はバックスイングで体を右に回すぶん間隔は変化しますが、インパクトまでキープするイメージが有効です。こうすると体が起き上がらず前傾姿勢を保てるうえに、胸が下を向くので体が早く開きません。結果、狙ったところにヘッドを落とせるので、一発で脱出できますよ。

胸をしっかり回してレベルターン

胸を左右に動かし、レベルターンのスイングで振ることが大事。体とボールの距離をキープすれば、上下動がなくなり、インパクトが安定する。

いかがでしたか？　早速実践してバンカーからの一発脱出を目指しましょう！

次は、成田美寿々プロがミスを防いで確実に脱出できるバンカーテクニックを指南！

バンスの使いすぎを抑えてソールがハネるのを防ぐ

雨の日や雨が降った後のバンカーは、砂が水を含んで重くなっています。そのため普通にフェースを開いてエクスプロージョンショットをすると、ソールが弾かれてホームランになりやすいのです。

これを防ぐためには、フェースを開かずスクエアに使うことが大事。スクエアフェースなら開いたときほどバンスが出ないのでソールが強く弾かれにくく、砂とボールをしっかりと飛ばせます。フェースを開かないのでスタンスもスクエアでOK。カットに振ろうとせず、スタンスなりに真っすぐ振ります。

球は多少上がりにくいですが、無理せずに脱出優先で打ちましょう！

スイング軌道はスタンス向きにそって振る

フェースを開かないので構えもスクエアでOK。ボールは真ん中よりも左寄りに置いて、スタンスなりにスイングしよう

最後は、伊藤有志プロがバンカーの練習法を教えてくれました。

狙ったところにヘッドを落とせる練習をしよう！

バンカーショットの練習は、マットの上でもできます。まず、テープを用意してください。テープをボールの5、6センチ手前に貼る。そして、テープに当たらないようにボールの手前2、3センチ付近にヘッドを落としてボールを打ちます。バンカーショットの上達は「ヘッドを思ったところに入れること」が大事。

この練習で入射角をコントロールし、ヘッドを正確に入れる打ち方を身につけてください。スイングのポイントはアドレスにあります。体重の6、7割を左足に乗せて構えたら、そのまま左足荷重と左軸でクラブを振ってください。右足体重の構えやスイングは、ヘッドがテープに当たってしまいますよ。

ボールの5、6センチ手前にテープを貼る

ボールの後方にテープを貼り、通常のバンカーショットと同じようにSWのフェースを軽く開いて構える

いかがでしたか？　読者の皆さんもこの記事を参考に練習に取り入れてみてください。

構成＝小山俊正、鈴木康介、三代崇
写真＝高橋淳司、相田克己

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