アイアンの“失敗しない”選び方!専門家が教える“8つの判断項目”とは?
10年振りにニューアイアンを買う人、必見!
クラブのなかでもっとも買い替えないアイアン。買い替えどきはいつで、何にしたらいいかをカノマタが徹底解説!
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多様化するアイアン選びは求める機能を“2つ”に絞って打ってみる!
アイアンはある程度は長く使ったほうが、スイングの感覚や距離感が馴染んでくるクラブ。しかし、10年以上前のモデルを使っている人は、ぜひ買い替えを検討してください。最新アイアンはあきらかに古いアイアンよりもミスヒットの寛容性や飛距離が進化しているので、アイアンに求めたいパーオン率が高くなります。
アイアンを購入するときには、機能や特徴が多様化している点に注意してください。大手メーカーだと10モデル以上のアイアンが発売されています。どれにしたらいいか迷ってしまう人も多いですが、大切なのはアイアンに求める要素を2つに絞ること。今回は私が8項目を提唱しましたので、そのなかから2つを選択して、アイアン選びをスタートしてみてください。
ミスの寛容性:ミスヒットに強いモデルがほしい
ミスの寛容性と操作性は表裏の関係。ミスに強いのは大型ヘッドのフルキャビティタイプだが、逆にミスにシビアなマッスルバック系ほど打球を曲げやすく、操作性が高い
飛距離:今より飛ばしたい? もっと安定させたい?
飛距離を優先するときの基準は、今、使用中のアイアンより飛ばしたいのか、同じ飛距離でいいのかを考える。飛ばしたいときはどのくらい飛ばしたいのかも明確にする
デザイン:正直、性能よりも見た目が大事
性能よりデザインを優先するアイアン選びもアリ! そんな人は気に入ったバックフェースのアイアンのなかから、自分のヘッドスピードや腕前にあったモデルを試そう
弾道:高く上がってほしい? 強い中弾道が好み?
弾道を優先項目に入れるときに意識するのは、球の高さと強さ。高弾道のアイアンほどスピンが効きやすく、ゆったり飛ぶ。中弾道系はスピン量が抑えめになりやすい
素材・製法:やっぱりアイアンはフォージドが好き
軟鉄素材のヘッドが好きだったり、ロフト角・ライ角調整がしたい人はフォージドアイアンがオススメ! 最近はフォージドアイアンでもミスに強いモデルが増えた
ロフト:ストロングロフトはあり? なし?
最新アイアンは全体的にストロングロフト化されているので、ロフトを優先する人は7番でロフト30度未満でもOKか、30度以上の寝ているロフトがいいのかを選択する
打感:心地よいソフトな打感はゆずれない
打感や打音を最優先にする人は、心地よく感じるもののなかから飛距離やミスの寛容性など、もうひとつほしい機能を手に入れられるモデルを選ぶ。欲張りすぎは禁物だ!
ヘッドサイズ:シャープな小顔か大型ヘッドの安心感か
顔やヘッドサイズを重視する場合もさまざまなタイプがあり、小振りなストレートネックが構えやすい人もいれば、大型ヘッドのグースネックに安心感を得る人もいる
いかがでしたか? ニューアイアンを購入する際には、ぜひこの記事を参考にしてください。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール
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