パターの“重心”について石井良介プロが徹底解説!深重心がいいの…?浅重心がいいの…?
「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!
あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!
今回は「浅重心パター」「深重心パター」について、石井良介プロが解説してくれました。
【動画で見る】パターは“深重心”がいい…?“浅重心”がいい…?石井良介プロが最新パターの特徴を徹底解説!
解説するギア
オデッセイ ELEVENシリーズ
大型マレットでありながら、ヘッド前方に重量を配分した「浅重心設計」によって、操作性を向上したモデル
オートマチックに動くのはデメリットになる!?
大型マレットパターのよさは、重心位置がヘッド後方の深い位置にあり、ストローク中に自然とボールを押してくれるように動くことです。テークバックが引きやすく、インパクト以降のフォローではヘッド軌道がアッパーになりやすい。そして、慣性モーメントが大きいためヘッドがブレにくいという効果もあります。
ところが、ヘッドがオートマチックに動くという特性が、逆にプレーヤーにとって操作しにくいというデメリットになる場合もあって、それが距離感を出しにくくすることもあります。
思ったぶんだけ動かしやすいのが浅重心のメリット
大型マレットでありながら、「ELEVEN」のようにヘッド重量の大部分を前方に配分した浅重心のパターが登場してきました。深重心パターとの違いは、ストローク中にヘッドを動かす力が小さくて済むこと。そのため同じ形状であっても、より操作がしやすくなるのが特徴です。
自分でヘッドをコントロールしたいプレーヤーが、大型マレットの構えやすさを活かしつつ、扱いやすいパターといえます。操作性よりもオートマチックにパターを振りたいなら、これまでに多い深重心マレットが適しているでしょう。
ここに注目! 見た目どおり「重心が深い」ほうが振りやすい?
重心が浅く、操作性も高い大型マレットは画期的なパターだが、後方に伸びたデザインなりに重心が深いほうが、重心の位置や後方の重さを意識しながら振れるので、振りやすいと感じる人もいるだろう。
いかがでしたか? ギアの振りやすさを重視する際にはぜひ、紹介したギアに注目してみてください!
解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!
構成=コヤマカズヒロ
写真=相田克己
協力=ハンズゴルフ都筑
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